ラストは原作以上! 『デスノート the Last name』
※ネタバレ注意!!
今回の記事は『デスノート the Last name』の結末に触れています。
未見の方はご注意ください。
やっと、『デスノート the Last name』を観ることができました。
いや~、前編の出来が良かったので、本作の出来にも
かなり期待していたのですが、映画版スタッフはしっかりと
期待に応えてくれる作品に仕上げてくれていました。
大満足です。
まず、本作はシナリオが良い!
原作を深く読み込んだ上で、再構築したのがわかるシナリオ。
ただ尺の短縮のためだけに原作の設定を変更するのではなく、
ドラマにより厚みをもたらすために変更しているのが
素晴らしいですね。
原作の美味しいところを上手く抽出し、ライトとLの頭脳戦を
中だるみすることなく、緊迫感に満ちたまま魅せきる手腕が
ホントにお見事です。
ライトとLのチェスや大学での月、L、ミサ対面シーンでのひょっとこなど、
原作には無い小道具が、キャラクターの原作らしい一面を引き出すのに
上手く使われているのも良いですね。
シリアスな中にも笑えるシーンを入れてくるメリハリの利いた演出も
前編以上に効いており、金子監督の演出力も本領発揮の感があります。
男性俳優はカッコよさや渋みを、女優は色香を(谷崎趣味に
偏りがちなのはアレですがw)引き出して撮る監督の持ち味も
前編以上に感じれました。
そして、クライマックスにおいて、命を賭けた頭脳戦が
正義や理想、愛といった漠然とした概念に命を捧げた人間達の
ドラマとして帰結し、完結した点に脱帽しました。
基本的には原作ラストを踏襲しているものの、
事件解決に自分の払える最大の犠牲を払ったLの策と
夜神総一郎生存による、息子の罪を知った父と父をも
手にかけようとした息子の葛藤によるドラマという
二点の変更によって、受ける印象は原作よりも感慨深いものに。
シェークスピアやギリシャ悲劇のような普遍的なテーマ性を
持った物語として見事に昇華されていました。
藤原竜也や鹿賀丈史をキャスティングした
真の意味はこのためだったのかと。
舞台仕込の俳優の演技力と存在感に
圧倒されました。
で、舞台出身俳優に負けない演技力で、主役を食う存在感を
放つ松山ケンイチのLがこれまた、素晴らしかった。
ラストのLと総一郎の別れのシーンはしんみりとした良いシーンです。
前編で総一郎がLに毛布をかける何気ないシーンがここで利いてきて、
実に上手いなあと感心しました。
『デスノート』を不謹慎で悪趣味な話と思っている方も結構
といるかと思いますけれど、決してそうではないとうことを
知らしめるラストですね。
原作に負けない完成度の映画版でしたが、
こと結末に関しては原作を超えたと言って
良いのではないかと、私は思います。
あと、最後に流れるレッド・ホット・チリペッパーズの主題歌、
『Snow』がライトを始め各キャラクターの心情にを思わせる詩で、
かなり映画に合っていたのも良かったですね。
特に“All my life to sacrifice”のあたりはゾクッときました。
帰りにレッチリのアルバム『STADIUM ARCADIUM』買っちゃいました^^
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ステイディアム・アーケイディアム アーティスト:レッド・ホット・チリ・ペッパーズ |
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DEATH NOTE (1) 著者:大場 つぐみ,小畑 健 |
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