2006年11月29日 (水)

ラストは原作以上! 『デスノート the Last name』

※ネタバレ注意!!
  今回の記事は『デスノート the Last name』の結末に触れています。
  未見の方はご注意ください。

やっと、『デスノート the Last name』を観ることができました。

いや~、前編の出来が良かったので、本作の出来にも
かなり期待していたのですが、映画版スタッフはしっかりと
期待に応えてくれる作品に仕上げてくれていました。
大満足です。

Photo_3

まず、本作はシナリオが良い!
原作を深く読み込んだ上で、再構築したのがわかるシナリオ。

ただ尺の短縮のためだけに原作の設定を変更するのではなく、
ドラマにより厚みをもたらすために変更しているのが
素晴らしいですね。

原作の美味しいところを上手く抽出し、ライトとLの頭脳戦を
中だるみすることなく、緊迫感に満ちたまま魅せきる手腕が
ホントにお見事です。

ライトとLのチェスや大学での月、L、ミサ対面シーンでのひょっとこなど、
原作には無い小道具が、キャラクターの原作らしい一面を引き出すのに
上手く使われているのも良いですね。

Photo_4

シリアスな中にも笑えるシーンを入れてくるメリハリの利いた演出
前編以上に効いており、金子監督の演出力も本領発揮の感があります。
男性俳優はカッコよさや渋みを、女優は色香を(谷崎趣味に
偏りがちなのはアレですがw)引き出して撮る監督の持ち味も
前編以上に感じれました。

そして、クライマックスにおいて、命を賭けた頭脳戦が
正義や理想、愛といった漠然とした概念に命を捧げた人間達の
ドラマとして帰結し、完結した点に脱帽
しました。

基本的には原作ラストを踏襲しているものの、
事件解決に自分の払える最大の犠牲を払ったLの策と
夜神総一郎生存による、息子の罪を知った父と父をも
手にかけようとした息子の葛藤によるドラマという
二点の変更によって、受ける印象は原作よりも感慨深いものに。

シェークスピアやギリシャ悲劇のような普遍的なテーマ性
持った物語として見事に昇華されていました。

藤原竜也や鹿賀丈史をキャスティングした
真の意味はこのためだったのかと。
舞台仕込の俳優の演技力と存在感に
圧倒
されました。

で、舞台出身俳優に負けない演技力で、主役を食う存在感を
放つ松山ケンイチのL
がこれまた、素晴らしかった。

ラストのLと総一郎の別れのシーンはしんみりとした良いシーンです。
前編で総一郎がLに毛布をかける何気ないシーンがここで利いてきて、
実に上手いなあと感心しました。

『デスノート』を不謹慎で悪趣味な話と思っている方も結構
といるかと思いますけれど、決してそうではないとうことを
知らしめるラストですね。

原作に負けない完成度の映画版でしたが、
こと結末に関しては原作を超えたと言って
良いのではないかと、私は思います。

あと、最後に流れるレッド・ホット・チリペッパーズの主題歌、
『Snow』がライトを始め各キャラクターの心情にを思わせる詩で、
かなり映画に合っていたのも良かったですね。
特に“All my life to sacrifice”のあたりはゾクッときました。
帰りにレッチリのアルバム『STADIUM ARCADIUM』買っちゃいました^^

ステイディアム・アーケイディアム ステイディアム・アーケイディアム

アーティスト:レッド・ホット・チリ・ペッパーズ
販売元:ワーナーミュージック・ジャパン
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DEATH NOTE (1) DEATH NOTE (1)

著者:大場 つぐみ,小畑 健
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ついに完結!「DEATH NOTE」12巻
真相究明!! 『DEATH NOTE HOW TO READ 13』
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やっと見れました!『DEATH NOTE(アニメ版)』第1話
L登場! 『DEATH NOTE(アニメ版)』第2話
デスノートに狂いなし!『DEATH NOTE(アニメ版)』第3話・第4話
■映画
原作ファンも結末は予測不可能!「デスノート前編」
■小説
西尾氏ならではのノベライズ 「DEATH NOTE アナザーノート
ロサンゼルスBB連続殺人事件」

■その他(ニュースなど)
小畑健氏逮捕でどうなる「デスノート」

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2006年11月 9日 (木)

デスノートに狂いなし!
『DEATH NOTE(アニメ版)』第3話・第4話

アニメ版『DEATH NOTE』、第3話「対決」・第4話「追跡」を見ました。

DEATH NOTE 1 DEATH NOTE 1

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発売日:2006/12/21
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ライトが尾行に気づき、銀行強盗犯を使ってFBIのレイペンバーの
名前をあぶりだすあたりの展開を一気見です。
原作だと、丁度1巻終了時点までですね。

作画の質は3話目にしてライトの顔崩れが若干見受けられましたが、
それでもかなり高い水準を維持
しています。

演出のキレ味の鋭さは衰えを見せておらず、先の展開を知っている
私でも思わずドキドキしてしまうのは流石。

バスジャックのシーンの閉塞感の醸し出し方は特に上手く、
原作以上に緊迫した雰囲気が伝わってきました。

また、Lの声は抑えた声音が『名探偵コナン』の新一と別物に
聞こえるようになってきたので、私としてはかなり馴染んできました。

次回、電車のシーンをどういう演出で見せるのかが楽しみです。

ところで、番組終了後に放映されてた「D/N 攻略マニュアル」
無くなったのですが、これって関東とかではまだ放映されてるのでしょうか?
1話感想で引いたとはとは書いたものの、無ければ無いで寂しいものです。w

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2006年10月25日 (水)

L登場! 『DEATH NOTE(アニメ版)』第2話

アニメ版『DEATH NOTE』第2話「対決」を見ました。

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今回はついにもう一人の主役である名探偵Lが登場。

原作でも序盤屈指の名シーンであるライトとLのTVを通しての
初対決が緻密な作画と緊迫感溢れる演出で描かれているので、
初回以上に見応えのある回でした。

特にライトのリアクションはかなりの見もの。

表情などに細かな動きがついたことで、明晰な頭脳の持ち主で
ありながら精神面では幼稚な部分を内包したライトの脆さが
原作より強調されているように思えた点が特に面白かった

さて、Lですが案の定と言うか何と言うか私には彼の肉声は
やっぱり変な薬飲まされて子供にされる前の某高校生名探偵に
聞こえてしまいました。w
無茶苦茶イメージに合っていないというわけでもないので
その内慣れてくるとは思いますけど。

ところで、前半にデスノート隠蔽工作の話を持ってきていましたが、
仕掛けの説明は実際に絵が動いている分、原作よりも
仕掛けの構造が把握しやすくなっているように感じました。

原作の複雑なトリックを映像でいかにわかりやすく視聴者に
伝えていくかという点にも今後注目して見ていこうかと思います。

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2006年10月19日 (木)

やっと見れました!
『DEATH NOTE(アニメ版)』第1話

関東から遅れること、2週間……。

ようやく、私の住む関西でもアニメ版『DEATH NOTE』
始まりました。

DEATH NOTE 1 DEATH NOTE 1

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作画に定評のある「マッドハウス」が制作なので、
クオリティーの高さに期待していましたが、
やはり、流石と言える仕上がりでしたね。

『DEATH NOTE』らしい暗く重厚な世界観が
ハイレベルな作画でクールに映像化されていました。

演出も非常にキレがあり素晴らしかったです。

特にライトが次々に悪人に制裁を下していくシーンは
尋常じゃないカッコ良さ

本来、地味になりかねないシーンをあのように
動きのあるシーンとして見せてしまうとは!

もっとも、ずっとあの調子で裁きを続けていると腕つりそうやな……、
と思ってしまいましたが。w
もしくは右腕だけ異様に筋肉がついてしまいそうな気も。

ライト役の宮野真守さんは『キングダム・ハーツ』のリク役など
クールなキャラクターを演じるのはお手のものな方だけあって、
ライトもバッチリはまっていましたね。
私のイメージ通りでした。

リューク役の中村獅童も映画版同様に好演しており、安心感があります。

初回が充分に満足できる完成度の高い内容でしたので、
今後も楽しみにして見続けていこうと思います。

ただ、本編終了後のミニコーナーはなんだかなあ、です。
正直、ちょっとひきました……。w

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著者:大場 つぐみ,小畑 健
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2006年10月15日 (日)

真相究明!!
『DEATH NOTE HOW TO READ 13』

13日の金曜日に発売された『DEATH NOTE』13巻にして
公式解析本である『DEATH NOTE HOW TO READ 13』を読了。

DEATH NOTE HOW TO READ 13 (13) DEATH NOTE HOW TO READ 13 (13)

著者:大場 つぐみ
販売元:集英社
発売日:2006/10/13
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キャラクター及びストーリーの分析企画や読切版の収録などは
ジャンプコミックスのファンブックとしては定番ですが、
大場つぐみ、小畑健両先生のインタビュー記事に
想像以上に多くのページ数を割いていたのは嬉しい誤算。

制作過程の様子や両氏の人柄が伝わってくる内容で、
インタビュー部分だけでもかなり満足しました。

サブタイトルの由来やキャラクターデザインなども
作者本人が丁寧にコメントしている点も好感が持てます。

トリック解説もわかりやすく丁寧に解説されており、
作品の理解を深める副読本として及第点以上の完成度です。

本書の売りの一つである「L」の本名が明かされるという企画。
実際に本書を手にとって確認してほしいので、ここでははっきりと明かしませんが
どうぞ、深読みしてくださいねという感じの名前でした。
「そうきたか」とも思いましたが、あざとすぎる気も。
個人的には、もうちょっと自然な感じの名前を希望していました。

本編ではその後が描かれなかったミサですが、
本書で「ライトの後を追って自殺」が公式設定になっていたのはビックリ。
命日が2月14日というのは彼女らしいですね。
自分の命は究極の捧げ物……。ホラーです。

大場先生の正体に関する例の噂ですが、本書の大場先生版ネームの絵柄や、
対談でのギャグ好き、好きな映画が『かにゴールキーパー』発言は
かなり噂の信憑性を上昇させているように思えました。w

大場、小畑両先生の対談記事及び、小畑先生作者コメントの
「タロットカードであのカードが出てしまいました」。
当たるものですね。占いって。
ホント、「くじけずにこれからもがんばって」ください。
応援しています。

ファンブックではお約束のキャラタイプ診断。
私はメロでした。
渋井丸じゃなかっただけ、よしとするか……。

赤マルジャンプ掲載の四コマは傑作揃いで面白かったですね
特にLの「趣味」にはかなり爆笑。
マニアックすぎだよ、L……。

読切版『DEATH NOTE』はリュークの人間を狂わして遊ぶ愉快犯的な
底意地の悪さが前面に出ていたりとホラー色の強い内容。
デスイレイザーなど読切限定のアイテムもあり、
連載版とは異なる奇想天外なストーリー展開が面白かったですね。
主役の鏡太郎君は13歳にしてかなりの策士で怖い奴。
彼が嘘の証言をするシーンの眼の表現がかなりヤバイ。
あと、京極夏彦もどきが出てきたのには笑ってしまいました。

欲を言えば他作品のファンブックのようにカラーイラストを
もっと多く掲載してほしかったという不満があるのですが、
本書は豊富なインタビュー記事に本編未収録の四コマや読切など、
ファンにとって見逃せないコンテンツを揃え、全体的に充実しています。

『DEATH NOTE』が好きなら買って損のない仕上がりです。

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小畑健氏逮捕でどうなる「デスノート」

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2006年9月 7日 (木)

小畑健氏逮捕でどうなる「デスノート」

今日は非常にショッキングなニュースがありました。

「デスノート」の作画担当、小畑健氏が銃刀法違反の
容疑で逮捕
された事件のことです。

以下、産経新聞の記事から抜粋。

ライトのせいで…「デスノート」作者、小畑健容疑者逮捕
 
乗用車の中にナイフを所持していたとして、
警視庁石神井署が銃刀法違反の現行犯で、
漫画家、小畑健容疑者(37)=東京都武蔵野市境=を
逮捕していたことが7日分かった。

小畑容疑者は人気漫画「DEATH NOTE(デスノート)」などで
知られ、「キャンプに使うために持っていた。申し訳ないことをした」
などと供述している。

調べでは、小畑容疑者は6日午前0時30分ごろ、同区大泉町の路上で、
乗用車のコンソールボックス内にアーミーナイフ(刃渡り約8.6センチ)
を所持していた。パトロール中の同署員がライトが切れた乗用車を発見。
運転していた小畑容疑者を職務質問し、キーのアクセサリーに
小さなナイフが付いていたことから車内を調べたところ、見つかった。

デビューの頃から応援し続けてきた好きな漫画家さんだけに
とてもショックです。

先日の木村一八氏の事件から予想すると、
小畑氏も起訴猶予ですむとは思われますが、
復帰後「週刊少年ジャンプ」本誌では連載が難しくなるかと。

微罪での逮捕ではあるものの、テレビアニメや映画後編に与える
影響も非常に心配
です。
特に映画は中村獅童氏の事件もあることだし……。

それにしても、今回の事件を通して刃渡り6cm以上であれば
捕まることを知りました。
十徳ナイフやカッターナイフでも捕まる可能性があるわけで、
銃刀法、甘く見てるとかなり怖いなあと。

ところで、産経新聞の記者、「ライトのせいで…」って見出しはどうなんだ。
上手いこと言ったつもりかー!
って、実際上手いけど。

ともかく、小畑先生には微罪とは言え罪は罪なので
しっかりと反省してからカムバックしてほしいです。

久米田康治氏や木多康昭氏あたりがネタにしそうな気がしますが、
それも社会的制裁として受け入れ、これからもより良い漫画を
発表し続けるよう頑張ってもらいたいと思います。

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西尾氏ならではのノベライズ 「DEATH NOTE アナザーノート
ロサンゼルスBB連続殺人事件」

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2006年8月 5日 (土)

西尾氏ならではのノベライズ 「DEATH NOTE アナザーノート ロサンゼルスBB連続殺人事件」

昨日、西尾維新氏による「デスノート」のノベライズ、
「DEATH NOTE アナザーノート ロサンゼルスBB連続殺人事件」
を読了しました。

DEATH NOTE アナザーノート ロサンゼルスBB連続殺人事件 DEATH NOTE アナザーノート ロサンゼルスBB連続殺人事件

著者:西尾 維新,大場 つぐみ,小畑 健
販売元:集英社
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戯言シリーズなどの個性的な作品で知られる西尾さんだけに、
どのような切り口で勝負するのかと思いきや、
本作は意外に直球ど真ん中の本格ミステリー

密室やアナグラムなど、ミステリーの王道ネタが
ふんだんに盛り込まれており、
西尾作品の中では一番ミステリーらしいミステリー
になっていました。

人気漫画のノベライズという特性を上手く生かした
トリックも上手いですね。

また、「デスノート」の設定を借りつつも、
「代替品」などの西尾単語が登場し、
しっかり西尾ワールドになっている点が
氏の作品のファンとしては面白かったところです。

もっとも、「赤ずきんチャチャ」など、やりすぎな
小ネタが多く、原作より作風が軽くなりすぎて
しまった感も
あります。

西尾作品に初めて触れる読者は引いてしまうかも。

本書は「デスノート」が好きで西尾維新の小説も
好きという読者ならまず満足
できる作品と思います。

ただし、純粋に「デスノート」が好きという理由のみで
本書を手にした読者が楽しめるのかどうかという点では
疑問
に感じました。

↓西尾維新代表作品

クビキリサイクル―青色サヴァンと戯言遣い クビキリサイクル―青色サヴァンと戯言遣い

著者:西尾 維新
販売元:講談社
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↓西尾維新、もう一つのノベライズ作品

×××HOLiC アナザーホリック ランドルト環エアロゾル ×××HOLiC アナザーホリック ランドルト環エアロゾル

著者:西尾 維新
販売元:講談社
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2006年7月 6日 (木)

ついに完結!「DEATH NOTE」12巻

※ 本文中に「DEATH NOTE」の結末に触れています。
  ご了承ください。

「DEATH NOTE」が完結しました。

DEATH NOTE 12 (12) DEATH NOTE 12 (12)

著者:大場 つぐみ
販売元:集英社
Amazon.co.jpで詳細を確認する

話が世界規模にまで広がりすぎて、
途中収拾がつかなくなってきているように
思えた第2部ですが、ラストエピソードで話を
しっかりとまとめきることは
できたいたように感じました。

第2部全体の勢いの失速を挽回する程ではなかったものの、
メロの高田拉致事件から、YB倉庫での決着までの流れは
なかなかの緊迫感
があり、惹きつけられました。

ただ、主人公の夜神月が犯罪者である以上、
最終的には月が勝利する見込みのないことは
予測していたことなので、
夜神月の最後の足掻き方には
もう一ひねりほしかった
ところ。

読者のほとんどが予想する時計の仕掛けによる抵抗で
万策尽きるのは夜神月らしくないというか……。

まあ、第2部の月は全体的に精彩を欠いていましたが。

また、ラストに結論があいまいな謎を残す終わり方は、
奥深いラストと感じる読者と、すっきりしない
ごまかされたと感じる読者の二派に分かれそうですね。

私は余韻のある終わり方で好きですが。

もっとも、少年漫画界に強烈な衝撃を与えた
漫画史に残る名作であることは確か

戦いといえば異能者バトルかスポーツのジャンプにあって
知能犯対名探偵の純粋な頭脳戦の面白さや、
力を手に入れた人間が振りかざす傲慢な正義の醜さを描き、
少年漫画のマンネリを打破したことは偉大だと思います。

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2006年6月18日 (日)

原作ファンも結末は予測不可能!「デスノート前編」

映画「デスノート前編」を見てきました。

ストーリーや設定の変更が
原作の良さを壊していないか?

という不安を原作ファンである私は感じていたのですが、
その心配は杞憂でした。

映画向きにキャラクター設定やストーリー展開を
アレンジしているものの、原作の持つテーマ性や
キャラクターの魅力は損なわなれていません

原作1~3巻の流れにそって話が進んでいきつつ、
映画オリジナルのヒロインの存在と、
とあるキャラクターの原作とは異なる行動によって
原作既読の観客にも「予測不可能」な
クライマックスへと導かれる展開は見事
の一言。

しかも、このクライマックスに至る理由が
原作の「デスノート」使用ルールに
則ったものであることも上手い。

原作ファンも原作未読のファンも楽しめる
極上のエンターテインメントとして仕上がっています。

原作ファンも予測がつかない後編、
非常に楽しみです。

 

 

 

ただ、スガシカオの挿入歌使用タイミングは不満。

効果的に流せる場面が他にもあったと思いますし、
曲を切るタイミングもブツ切り同然。

曲が流れることによる演出効果をもっと考えてほしかった。

↓原作はこちら

Death note (11) Death note (11)

著者:大場 つぐみ,小畑 健
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