2006年11月19日 (日)

久々の新作!
『金田一少年の事件簿 獄門塾殺人事件』上・下

『金田一少年の事件簿 獄門塾殺人事件』
上・下を読みました。

金田一少年の事件簿獄門塾殺人事件 上 (1) 金田一少年の事件簿獄門塾殺人事件 上 (1)

著者:天樹 征丸
販売元:講談社
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金田一少年の事件簿獄門塾殺人事件 下 (3) 金田一少年の事件簿獄門塾殺人事件 下 (3)

著者:天樹 征丸
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今回は金田一サイドと明智警視サイドに分かれて
ストーリーが進行していくという凝った構成
が特徴。
明智警視サイドでは前もって実行犯が読者に示される
倒叙形式を採用するなど、今までの『金田一少年~』とは
一味違う趣向が面白い
エピソードでした。

明智警視は今回、塾講師として潜入したり、大学時代の伝説の
一つが明らかになったりと、かなりキャラが立っていて
なかなか良い感じでしたね。
明智警視ファンにはオススメかと思います。

ただ、今回は最初に状況が提示された段階で、
どういうタイプのトリックを持ってくるつもりなのか、
すぐに予想できてしまった
のが難点。

ミステリー小説や漫画を読み慣れた人なら高確率で
見当がついてしまうんじゃないでしょうか。

下巻の帯に「最高難度のアリバイトリック」と謳われているものの、
個人的にはかなり「低難度」なエピソードでしたね。
もう少し一ひねり加えてほしかった。

また、犯人特定の決め手がダイイングメッセージと不用意な
発言のみなのは証拠として弱いかなと思います。
せめて他の容疑者候補が完全に犯人ではありないという立証まで
やってから指摘してほしいところですね。

さて、今回も「地獄の傀儡師」高遠遥一が裏で事件を
操っているわけですが、正直言ってこのパターンも
飽きてきました。

高遠の立てる犯罪計画って、毎回、些細なアクシデントで
崩れる計画ばかりであんまり凄さが伝わらないというか、
いつも実行犯に失敗の責任押しつけてばかりのような気が。
ちょっとは多少のアクシデント程度では揺るがない計画を
立てて見せろと言いたくなりますね。

まあ、金田一に面と向かって「偶然で事件の謎、解いてんじゃねえ」的な
逆ギレ発言
かました辺りはかなり笑えたので良しなのですが。

もっとも、そんな身も蓋も無い言わずもがなの発言をしてしまう
悪役がかっこいいかというと、むしろかっこ悪いだろ!
とも思ってしまうわけですが……w

全体的には構成に凝っていたのは良いのですが、凝りすぎたゆえに
ヒントが直接的になった点や、ツッコミどころが多く残る展開な上、
キャラクター面でも明智警視以外はイマイチ、パッとしない印象


今回は私にはちょっと物足りなく思えたエピソードでした。

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