着想はいいけど・・・
『機動戦士ガンダムSEED C.E.73-STARGAZER-』
新年明けましておめでとうございます。
新年最初の更新は、先日購入した
『機動戦士ガンダムSEED C.E.73-STARGAZER-』の
感想からいってみようと思います。
|
機動戦士ガンダムSEED C.E.73-STARGAZER- 販売元:バンダイビジュアル |
本作は『機動戦士ガンダムSEED DESTINY』と同じ頃に
発生した事件を描いた外伝作品です。
機動戦士ガンダムの外伝作品は本編よりも一般兵士の日常の描写に
焦点が当てられたり、メカニック部分がマニアックになり
ユニークな設定のガンダムが登場したりと、斬新な試みが
行われる点が特徴であり魅力。
本作もその例に漏れず、本編とは一線を画す意欲的な試みが
いくつも見受けられる作品となっています。
特に本作の主役メカであるスターゲイザーが外惑星探査目的で作られた
モビルスーツという設定は、ありそうでなかった設定で唸らされました。
確かにこういう目的で作られるのもアリですし、
何より、戦闘目的で作られるよりも遥かに、ロマンがあっていいですね。
また、本作ではモビルスーツが複数の敵機に囲まれ蹂躙されるように
破壊される残酷なシーンが登場する点が非常に印象的でした。
かつて『新世紀エヴァンゲリオン』で暴走したエヴァ初号機が
使徒を食うシーンも強烈な衝撃を与えたものですが、
人間が明確に意思をもって人間を惨殺しているというシーンは
エヴァとは意味合いが異なります。
ここまでの描写がなされたのはかなり異例なのではないかと・・・・・・。
ロボットアニメでここまで現実を直視させる戦闘を描いた点に
『SEED DESTINY』本編ではイマイチ伝わってこなかった
制作者たちの戦争を描くことに対する問題意識の高さが伝わってきて
かなり好感が持てました。
ただ、全体として本作が面白かったかというと、
そういう訳でもなく・・・(--;)
50分という短すぎる尺のせいか、長いドラマのダイジェストを
見せられているかのような編集になっており、見るもの置いてきぼりで
話が展開していくように思えてくる作品と感じました。
かろうじて登場人物の性格と人間関係は把握できるものの、
見るものに感情移入できるほどの思い入れを抱かせるほどの
時間の余裕はなく、キャラが自己犠牲精神の発露にって
戦死するなどのドラマを盛り上げる肝となるシーンに
感情を揺さぶられませんでした。
また、中盤以降は起伏が乏しく淡々と進むストーリー展開が
中だるみを感じさせてしまうのもマイナス。
そもそも、50分というわずかな時間で異なる立場の主人公二人の
ドラマを見せようというのは少々無理があったのではないかと・・・・・・。
このドラマを充分に語りきるには『0080』ぐらいの時間(約3時間)は
必要ではなかったかと思います。
SFマインドに満ちた凝った設定や、戦場の惨たらしさを
ストレートに描いたシーンなど、光る要素も多いだけに
なんとももったいない気がする作品でした。
↑↓ランキング参加中。ポチッと押せば今年の運が開けるかも!?
| 固定リンク | コメント (2) | トラックバック (0)



最近のコメント