名作と言われるだけのことはある 『ゲド戦記Ⅰ 影との戦い』
『ゲド戦記Ⅰ 影との戦い』を読了しました。
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ゲド戦記 1 影との戦い 著者:アーシュラ・K. ル・グウィン |
小学生の頃、一度手にしたことはあったものの、
その時は最後まで読み通すことなく放置してしまった
記憶のある本です。
小学生の頃、本好きを自称していたクセに、
これ程の名作を投げ出すとは情けないぞ! 過去の私。w
リベンジした理由は、まあ、先月、宮崎吾郎氏の映画を見たから……。
ベタな理由でスマン。
映画版を見てからしばらく後、これで『ゲド戦記』を
わかった気になってはいけない、
よし、本物の『ゲド戦記』に触れなければ!
という義務感にかられて、1巻を衝動的に購入した次第。
で、原作1巻を読み終わった感想ですが、やっぱり
映画とはテーマの深みも、格調の高さも、圧倒的に格が違う!
ゲドの成長を通して大人になることや、自分を知ることの意義、
世界との関わり方といったテーマが深く掘り下げられている点に感嘆しました。
少年が己と向き合って大人に成長する過程を描く装置として、
「影」という装置の使い方一つとっても、映画は小説の
上辺をなぞったにすぎなかったことがわかりました。
小学生の頃のの自分の読解力の無さを恥じるばかり……。
まあ、淡々とした展開が受け入れらなかったんだろうけど。
ところで、小説にヒスイというゲドのライバルが登場しますが、
私は最初、彼がその後、映画にも出てきた敵役クモになると勘違い。
調べてみたら見たらヒスイとクモは無関係らしい。
ヒスイとの因縁でもっとひっぱるものと思っていたのに、
あっさりしてるなー。
1巻がとても素晴らしかったので、2巻以降も近々読もうと思っています。
もっとも、次は京極夏彦氏の最新作『邪魅の雫』を読む予定なので、
かなりの間が空いてしまいそうですが。
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