羽海野先生お疲れ様でした 「ハチミツとクローバー」10巻
「ハチミツとクローバー」10巻を読みました。
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ハチミツとクローバー 10 (10) 著者:羽海野 チカ |
「ハチミツとクローバー」はこの巻で完結。
キャラクターそれぞれの結末は大体おさまるところに
おさまった感じでしたが、ただ一人、
花本先生は最後の最後でやってくれたなあ、と。
本心暴露シーンは、山田と同じように私もプチパニックに……。
え~~~~!
親子愛や兄妹愛だと思ってたけど、違ったんだ~。
ぼ~ぜん。
まあ、確かに圏外だと思っていたけど20代と30代、別に悪くはない。
森田とはぐちゃんはどちらも天才であるがゆえにお互いを
深い部分で理解しあえるけれども、支えあえるかというと
それはまた別って感じだし、納得の結末ではあります。
大詰めの竹本とはぐちゃんの別れのシーンは
モノローグ、キャラクターの表情、コマ運び、
全てが美しい。
さらに、脳内BGMで「魔法のコトバ」が流れてきて、
余計にグッときました。w
「ハチクロ」は全10巻という長いようでいて短い物語の中に、
楽しさや、みっともなさ、はかなさといった「青春」ならではの
要素がぎっしりと高密度に詰まった本当に素晴らしい作品でした。
羽海野チカ先生に、「高純度の高級ハチミツのような作品を
ありがとうございました!」、ってお礼を言いたいです。
ところで、10巻は本編の分量が半分くらいで、
あとは「ハチクロ」番外編と読みきり短編を
それぞれ2編収録という構成。
どの短編も素晴らしいできですが、中でも最後に収録の
「星のオペラ」は白眉!馬良さんですよ、馬良さん。
(「白眉」って、三国志好き意外には意味不明なのかな?)
この作品は「ドラえもん」のひみつ道具を一つ使って作品を
描くというお題の元に作られたとのことですが、
羽海野チカ先生が選んだひみつ道具は
全アイテム中トップクラスの実用性を誇る反面、
ロマンはあまり感じさせないアイテム。
ところが、この短編は読後に心がじんわりと温まる、
すごくロマンに溢れた良いSFになっているんですね。
「SF=すこしふしぎ」という藤子テイストを継承しつつ、
羽海野先生の作家性も感じさせる手腕が見事。
次回作でどのような物語を紡ぐのか、今からとても楽しみです。
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