悪徳弁護士、改心? 『弁護士 灰島秀樹』
『踊るレジェンド』の第4弾、『弁護士 灰島秀樹』を見ました。
本作は『容疑者 室井慎次』の時に敵役で登場した弁護士灰島が主人公。
正直、灰島なんて嫌な奴が主役で面白いの?
第一、灰島初登場の『容疑者 室井慎次』イマイチだったしなあ、
と見る前は思っていて、あまり期待はしていませんでした。
でも、見てみたら良い意味で予想を裏切ってくれました。
これ、面白い!
裏テクを駆使した仁義なき訴訟バトルの面白さで楽しませる序盤、
シングルマザーとの交流と生い立ちが語られる回想シーンによって
灰島にも人間味があることがわかり親近感が増す中盤、
優れた知力によって事件を八方丸くおさめ、困った人を助けつつ
大金もちゃっかりせしめるクライマックスと、メリハリが利いており
終始飽きさせないストーリー展開でした。
『容疑者~』では嫌な奴の灰島を主役らしくするために好感を持たれる
キャラクターに変えてしまうだろうとは予想していましたが、
灰島が変化していくことによって話が思わぬ方向に転がっていき
どんどん展開の予測が不可能になっていく流れがとても上手い。
個人的に、ストーリーそのものの完成度では『レジェンド』中1位。
『容疑者~』の時はちょっとキレが無く思えた脚本の君塚良一さんですが、
本作では本来の実力が発揮されたように思います。
『容疑者~』では嘘くさくしか感じられなかった弁護士事務所の美術が
本作では灰島の内面の孤独を象徴的に表現する舞台装置として
効果的に使われているのも良かったですね。
ただ、『踊る』本編とのリンクネタやクスッと笑えるギャグなど
シリーズのお約束はしっかりと盛り込まれていたものの、
本編キャラクターがほとんど出てこないのちょっとなあ……とも思いました。
湾岸署の「わ」の字もないのは寂しいですね。
ところで、冒頭で詐欺被害にあった老人の一人として、
映画監督の鈴木清順さんが出ていたのにちょっと驚きました。
これって、清順監督の大ファンである君塚さんのリクエスト?
↑↓ランキング参加中。『灰島』続編見たいとか思った方、ポチッとどうぞ。
↓灰島秀樹、初登場!
|
容疑者 室井慎次 販売元:ポニーキャニオン |
↓当ブログ『踊るレジェンド』関連記事
「踊る大捜査線」の良さが感じられない作品 「容疑者 室井慎次」
寺島アニキ大活躍! 『逃亡者 木島丈一郎』
| 固定リンク | コメント (8) | トラックバック (4)





最近のコメント