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2007年1月20日 (土)

正義と悪の境界線 『バットマン ビギンズ』

バットマンの誕生秘話を描いた『バットマン ビギンズ』を見ました。

バットマン ビギンズ バットマン ビギンズ

販売元:ワーナー・ホーム・ビデオ
発売日:2006/12/08
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『バットマン』シリーズはキャストが豪華なことで有名ですが、
本作は、クリスチャン・ベール、ゲイリー・オールドマン、
リーアム・ニーソン、マイケル・ケイン、モーガン・フリーマン、
キリアン・マーフィー、ルトガー・ハウアー、
そして日本からは渡辺謙といった名優が揃い踏みで、特に豪華。

華と実力を兼ね備えた名優の演技を見ているだけで、
何と幸せな気分になれる映画
になっております^^

特にマイケル・ケインは時に軽やかに時に重厚に、バットマンの
正体であるブルース・ウェインを見守る執事のアルフレッド役を
粋に演じており、惚れ惚れします。

ちなみに、渡辺謙に関して言うと、実はほとんど出番ありませんよ。
謙さん目当てで見る方は肩透かしくらわされますので、要注意・・・・・・。

さて、内容ですが、これがまた、なんともひねくれた
ヒーローアクション映画
になっていて面白かったですね。

なにしろ、アメコミなのに敵が変なコスチュームに
身をまとい超人的な力を奮う怪人ではない!
勘違い気味な忍者とかサイコな精神科医とか、
漫画らしいキャラクターは出てきますが、
基本的には悪役は割りと地味。

バットマンが何故あのような特殊な格好をするのか、
といった部分に焦点を当てひたすら現実的な意味を与えていく
あたりもアメコミヒーロー物としてはかなり異色。

ストーリー自体も単純な善と悪の対決ではなく、最終的には
テロリストすれすれの正義の味方同士がお互いのやり方の
違いを巡って対立する話

バットマンも敵対勢力も自分の信じる正義のために
法をないがしろにするわけですが、その正義のために
どこまで過激な手段を取るかの線引きに差があるわけです。

バットマンも正義を行うために悪事を犯すという面が強調され、
単純な正義の味方として描かれていない点に
深みがあって面白い
と感じましたよ。

また、「人はなぜ堕ちる?」「這い上がるためです」といった
考えさせられるやり取りもあって唸らされます。

で、極めつけはラストにおけるある登場人物のセリフ

これが、これから特殊な能力を持つ凶悪な怪人が出てくるのは
まずバットマンが活躍し始めたからなんじゃ?
という問題を提起していて実に興味深く、
ヒーローが先か、怪人が先か?
という、ありそうでなかった問題提起に新鮮味を感じました

もちろん、痛快なヒーローアクションとしてもかなり楽しめるので、
アメコミヒーロー好きなら満足できる作品と思いますよ。

そして、完全にバットマンの行為を肯定するわけでもなく、
ブルース・ウェインの人間としての葛藤を一歩ひいた視点で
描いた人間ドラマとなっていたのが好印象

『バットマン』は正直『フォーエバー』あたりから失墜した感が
ありましたが、『ビギンズ』で完全に復活しましたね。
見事な「這い上がり」に拍手です^^

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