銀魂流ハードボイル道入門!! 『銀魂』16巻
『銀魂』16巻を読みました。
今回の表紙は・・・・・・、
タバコ無しの松平片栗虎!!
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銀魂 第16巻 (16) 著者:空知 英秋 |
空知さん、また負けましたね^^
土方の仇討ちならず、無念・・・・・・。
さて、本編ですが、今回は最初からシリアスな
エピソードで魅せてくれます。
前巻から続いた「ミツバ編」ですが、いや~良いエピソードでした。
銀さんも土方も沖田も近藤もみんないい男だね。
ホント、お前ら男の中の男だ!、と高田統括本部長状態w
クライマックスの銀さんと真撰組の連携プレイはかなりの迫力。
空知さん、画力もかなり上がってきてるなあ感心しました。
ところで、車を簡単にぶった切る沖田、
あなたの得物は斬鉄剣か何かですか?^^
つづく『こち亀』30周年記念エピソード「マユゾン編」は
一転してひたすらギャグに徹した話。
掲載時のジャンプは『こち亀』お祝いムード一色だった訳ですが、
2週使って『こち亀』ネタをやってしまう空知さんには
他の連載陣以上のリスペクトぶりが感じられました。
銀さんが「マユゾン」と言って嬉しそうな桂や
謎の店長などネタが面白かったです。
その次の「小銭形編」は夜盗を追うハードボイルドかぶれの
同心に銀さんら万事屋が協力する話。
ベルトコンベアの家族三世代ギャグなど、いかにも
銀魂お得意の人情ネタで笑わせつつ、最後はきっちり
ハードボイル道^^にキメてみせるのがニクイですね。
ちょっとしたギャグがラストのシリアス落ちの伏線になってる
あたり、かなり構成に気を使うようになってるなあと。
小銭形・親父コンビはかなりいい味出てるで
今後もちょくちょく出てきて欲しいですね。
ギャグとシリアスのバランス調整が上手くとれてて、
『銀魂』の良さが上手く引き出されているのが良いです。
ラストを飾るのは万事屋&近藤&ヅラと九ちゃん&お妙&ブス軍団が
合コンをするというお話。
終始、東城の勘違いと暴走によりこの話は展開していくのですが、
いや、もう、東城のダメダメっぷりといったら、間違いなく
銀魂キャラNo.1と言ってもいい最低のダメっぷりで笑わせてもらいました。
銀さんもマダオもこの人に比べたら、真人間ですよ^^
また、近藤&ヅラのボケボケコンビもかなりダメっぷり全開。
このコンビ、どちらかがツッコミに回る気配一切無しでひたすら
ボケ続ける姿が潔くすら見え、かなり素敵ですね。
合コンがなぜか小学校の給食に置き換えられてしまう展開など、
この話も全体的にギャグが冴えてます。
さて、ラストは銀さんと九ちゃんのフラグが成立ですか?な
オチとなったわけですが、次巻以降どうなるんでしょうね。
ちょっと気になる展開です。
それにしてもこの巻はギャグ・シリアス共にかなりキレのある
話が多く、かなり質の高い内容となっていましたね。
今後もこのクオリティーを維持し続けてくれることを願います。
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