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2006年10月31日 (火)

悲しみを怒りに変えて!立てよ!Sオケ!
『のだめカンタービレ(ドラマ版)』第3話

ドラマ版『のだめカンタービレ』第3話を見ました。

さて、今回のだめは「千秋、シュトレーゼマンに弟子入り」、
「千秋、貧乏を知る」、「千秋、キャバクラに行く」の3本です。
って、別にエピソードごとの区切りはないですけどね。^^

まず、原作では直接描かれなかったのだめが正拳突きで
シュトレーゼマンを吹っ飛ばすシーンがやたらド派手な
アクションで描かれていたのが面白くて笑えました。

今回は序盤からオレ様千秋対Sオケ、ヘタクソオケも鳴らしてみせる
シュトレーゼマンの実力披露と快調に飛ばしてます。

佐久桜役に身長の低いサエコを起用することで原作通りに
コントラバスが歩いているように見せたり、千秋の手料理や
貧乏妄想シーンを忠実再現したりと、今回も原作の面白さを
活かすことに余念が無く
大いに笑わせてもらいました

のだめと真澄がお互いの顔を引っ張りながら画面手前に
横歩きしてくる演出とか、かなり好きですね。

特に佐久家が原作より遥かにゴージャスになっていたのは爆笑
隠し部屋の仕掛けなんか、一体どこのオペラ座ですか?
ひょっとして怪人潜んでますか?って程凝ってるし。

「空腹は最高のスパイスですから!」
「だってコンバスの方が大きくてかっこよかったから!」
等の個性的な桜語録がサエコ特有のアニメ声で発せられるのも
なかなかインパクトがありました。

まぁ、のだめの舌足らず喋りと桜のアニメ喋りによる掛け合いは
ちょっと耳障りに感じる時もありますが……。

あと、シュトレーゼマンが女の恨みでSオケを放棄し、
千秋正指揮によるSオケ誕生となるシーンで、「ジークジオン!」
しっかり再現されていたのも、ガンダム好きとしてはなかなか
笑えて嬉しい場面でした。
次回は裏切り者のシュトレーゼマンにソーラレイ!ですね。

ただ、のだめのキャバクラ修行がカットされていたのは
不満と言うか、かなり残念でした……。
上野樹里で、「つかまえて蝶だい」が聞きたかったなあ。

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↓当ブログ『のだめカンタービレ』関連記事
■コミック
マングースでギャボ!「のだめカンタービレ」15巻
新生マルレの初公演! 『のだめカンタービレ』16巻
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TVドラマも開始! 『のだめカンタービレ(ドラマ版)』第1話
アジ投げ千秋に爆笑! 『のだめカンタービレ(ドラマ版)』第2話

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2006年10月30日 (月)

悪徳弁護士、改心? 『弁護士 灰島秀樹』

『踊るレジェンド』の第4弾、『弁護士 灰島秀樹』を見ました。

本作は『容疑者 室井慎次』の時に敵役で登場した弁護士灰島が主人公。

正直、灰島なんて嫌な奴が主役で面白いの?
第一、灰島初登場の『容疑者 室井慎次』イマイチだったしなあ、
と見る前は思っていて、あまり期待はしていませんでした。

でも、見てみたら良い意味で予想を裏切ってくれました

これ、面白い!

裏テクを駆使した仁義なき訴訟バトルの面白さで楽しませる序盤、
シングルマザーとの交流と生い立ちが語られる回想シーンによって
灰島にも人間味があることがわかり親近感が増す中盤、
優れた知力によって事件を八方丸くおさめ、困った人を助けつつ
大金もちゃっかりせしめるクライマックスと、メリハリが利いており
終始飽きさせないストーリー展開でした。

『容疑者~』では嫌な奴の灰島を主役らしくするために好感を持たれる
キャラクターに変えてしまうだろうとは予想していましたが、
灰島が変化していくことによって話が思わぬ方向に転がっていき
どんどん展開の予測が不可能になっていく流れがとても上手い。

個人的に、ストーリーそのものの完成度では『レジェンド』中1位

『容疑者~』の時はちょっとキレが無く思えた脚本の君塚良一さんですが、
本作では本来の実力が発揮されたように思います。

『容疑者~』では嘘くさくしか感じられなかった弁護士事務所の美術が
本作では灰島の内面の孤独を象徴的に表現する舞台装置として
効果的に使われているのも良かった
ですね。

ただ、『踊る』本編とのリンクネタやクスッと笑えるギャグなど
シリーズのお約束はしっかりと盛り込まれていたものの、
本編キャラクターがほとんど出てこないのちょっとなあ……とも思いました。
湾岸署の「わ」の字もないのは寂しいですね。

ところで、冒頭で詐欺被害にあった老人の一人として、
映画監督の鈴木清順さんが出ていたのにちょっと驚きました。
これって、清順監督の大ファンである君塚さんのリクエスト?

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↓当ブログ『踊るレジェンド』関連記事
「踊る大捜査線」の良さが感じられない作品 「容疑者 室井慎次」
寺島アニキ大活躍! 『逃亡者 木島丈一郎』

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2006年10月29日 (日)

蒼井優、大ブレイクの兆し
『Dr.コトー診療所2006』第3話

『Dr.コトー診療所2006』第3話を見ました。

今回は柴咲コウ演じる彩佳の代わりに島にやってきた
新米看護師の仲依ミナがメインのエピソード。

ミナは真面目で優しい女の子ではあるのですが
しっかりもので腕利きの彩佳と違って、経験が浅く技量不足な上、
職業意識の点で考えが甘いところもあり、オペなどの緊急時には
まったく頼りになりません。

そんな不安要素いっぱいの彼女が、喘息療養のために東京から来た
少女ひな(2004特別編に登場)と出会い、ひなの治療を通して
看護師として成長し島に馴染むきっかけをつかむのが今回のお話。

さて、感想ですが、今回はミナを演じる蒼井優の演技が
非常に光っていたのがとても良かったかと
思います。
ミナの持つ弱さと強さをシーンごとに微妙な表情の変化で
演じわけキャラクターに厚みを持たせているように感じました。
既に映画ファンの間では注目される存在となっていましたが、
今回のミナ役によってより多くの方に注目される存在になりそうです。

また、東京出身のひなの家族やミナを通して人間関係が密であるがゆえに
保守的な離島の環境がもたらすデメリットをしっかりと描写し、
ドラマに深みを与えている点もさすが『Dr.コトー診療所』。

1作目の腕の確かなコトー・彩佳コンビをリセットして
コトーとミナのコンビにすることで医療場面に新味を出しつつ、
1作目の主人公が徐々に島民の信頼を得ていくプロセスを
ミナで繰り返すことによって1作目の面白さを損なわない作りも
続編ものとして非常に上手いですね。

1話完結のヒューマンドラマで視聴者の心を和ませる一方で、
彩佳の病状や原親子が直面する困難で次回へ引っ張る構成も
巧みですし、今後も眼が離せない楽しみなドラマです。

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↓当ブログ『Dr.コトー診療所』関連記事
バツグンの安心感 『Dr.コトー診療所2006』第1話・第2話

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オリバー・ストーン最新作
『ワールド・トレード・センター』

昨日、『ワールド・トレード・センター』を観に行ってきました。

9.11事件時、ワールド・トレード・センターに救助活動に赴き
自らも生き埋めとなった2名の警察官が常に希望を捨てず
救助を待ち続けて生還を果たす課程を描いた映画です。

Wt01_2

これまで政治色の強い映画を撮ってきたオリバー・ストーン監督だけに
当初はブッシュ批判的意味合いの濃い作品かと思っていたのですが、
実際は愛する家族の元への帰還を願い生きることを諦めない主人公たちと、
愛する人の帰りを待ち続ける家族の深い「愛情」という普遍的なテーマに
重きが置かれており、政治色はかなり抑えられた作品になっています。

極限状況の中で被災者となった二人がお互いを励ましあい支えあう姿や
海兵隊員が自らの命を顧みず救助活動に勤しむ姿、
9.11の被災者の無事を祈り続ける者の不安、無事がわかったときの歓喜、
そして、歓喜の後に助からなかった者たちが数多く存在することに思い至る際の
何とも表現しようの無い複雑な感情といった当事者たちの心情が克明に
表現されており、胸を打たれました。

中盤以降、暗闇の中での男二人の会話など絵的に地味なシーンが続くため、
やや映画として盛り上がりに欠ける部分はありますが、
真に迫った人物の心理描写は見事で説得力があり、
ヒューマンドラマとしてはとても質の高い作品に仕上がっていると思います。

ニコラス・ケイジやマイケル・ペーニャといった俳優陣が渾身の演技を見せ、
モデルとなった人物や9.11で被害にあった方々への敬意が伝わってくる点も
素晴らしく見応えがありました。

Wt02_1

ただ、監督の持ち味である政治色を抑制したせいか、
9.11事件自体に対して監督自身がどのような問題意識を持って制作したか、
どのような考え方を持っているのかという点が見えにくい
ようにも
感じられました。

9.11事件を扱った映画として、先に公開された『ユナイテッド93』
テロリスト、被害者両面の視点で事件が多面的に描くことで
観客に自分なりの意見を考えさせる機会を与えているのに対し、
本作は見ようによっては観客に事件自体の意味合いを考えることなく
救出劇の感動のみに流されて見終えてしまう映画であるようにも思えます。

感情に訴えかけるヒューマンドラマとして良く出来ていると思いますが、
「9.11」を題材にした映画としては観客の理性への問い掛けと言う点で
若干の物足りなさと危うさを感じました

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2006年10月27日 (金)

子供嫌い教師vs.自称不良 『勤しめ!仁岡先生』1巻

『勤しめ!仁岡先生』という漫画の1巻を買ってみました。

勤しめ!仁岡先生 1 (1) 勤しめ!仁岡先生 1 (1)

著者:尾高 純一
販売元:スクウェア・エニックス
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帯の説明によると、子供嫌いの中学教師の仁岡と自称不良だけど
マジメで素直な女の子浅井が繰り広げる学園4コマ漫画とのこと。

何を隠そう私は学園4コマやショートギャグはかなり好きだったりします。
特に『あずまんが大王』や『そんな奴ァいねえ!!』にはハマりました。w

あずまんが大王 (1)   そんな奴ァいねえ!! (Vol.1)

で、本作も多くの学園4コマと同じく、個性的な変人キャラクター達が
繰り広げるドタバタとゆる~いギャグが魅力
の漫画。

特にヒロインの浅井は言動と行動が面白い上に可愛くて良いですよ。
可愛い子供好きの女体育教師など迷惑キャラの暴走ぶりも笑えます。
でも、校長の性格の崩壊具合はちょっとひいた。w

キャラクター全員がボケとツッコミ兼任で激しく攻守が切り替わる
バカバカしいやりとりやほんわかムードなラブコメ要素
私の好みにあってて楽しめました。

ただ、本作が初の単行本と言うこともあり、まだ作者の絵柄が確立しておらず、
連載序盤と中盤以降、さらに特別収録の読み切り漫画の絵柄が違ったりします。
一人の作家が書いている漫画なのに、アンソロジーか電撃プレイステーションに
隔週でついてくるおまけ雑誌を読んでいるような感覚が・・・・・・。

ま、その内、自分なりの絵柄やオリジナルな表現方法を編み出せるようになれば
もっと面白くなっていくのではないかと。
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2006年10月25日 (水)

L登場! 『DEATH NOTE(アニメ版)』第2話

アニメ版『DEATH NOTE』第2話「対決」を見ました。

DEATH NOTE 1 DEATH NOTE 1

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今回はついにもう一人の主役である名探偵Lが登場。

原作でも序盤屈指の名シーンであるライトとLのTVを通しての
初対決が緻密な作画と緊迫感溢れる演出で描かれているので、
初回以上に見応えのある回でした。

特にライトのリアクションはかなりの見もの。

表情などに細かな動きがついたことで、明晰な頭脳の持ち主で
ありながら精神面では幼稚な部分を内包したライトの脆さが
原作より強調されているように思えた点が特に面白かった

さて、Lですが案の定と言うか何と言うか私には彼の肉声は
やっぱり変な薬飲まされて子供にされる前の某高校生名探偵に
聞こえてしまいました。w
無茶苦茶イメージに合っていないというわけでもないので
その内慣れてくるとは思いますけど。

ところで、前半にデスノート隠蔽工作の話を持ってきていましたが、
仕掛けの説明は実際に絵が動いている分、原作よりも
仕掛けの構造が把握しやすくなっているように感じました。

原作の複雑なトリックを映像でいかにわかりやすく視聴者に
伝えていくかという点にも今後注目して見ていこうかと思います。

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著者:大場 つぐみ,小畑 健
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↓当ブログ内の『デスノート』関連記事
■コミック
ついに完結!「DEATH NOTE」12巻
真相究明!! 『DEATH NOTE HOW TO READ 13』
■TVアニメ
やっと見れました!『DEATH NOTE(アニメ版)』第1話
■映画
原作ファンも結末は予測不可能!「デスノート前編」
■小説
西尾氏ならではのノベライズ 「DEATH NOTE アナザーノート
ロサンゼルスBB連続殺人事件」

■その他(ニュースなど)
小畑健氏逮捕でどうなる「デスノート」

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2006年10月24日 (火)

アジ投げ千秋に爆笑!
『のだめカンタービレ(ドラマ版)』第2話

昨日見た『のだめカンタービレ』第2話の感想です。

第2話は原作では別々に語られた峰のヴァイオリン追試と
のだめと真澄ちゃんの千秋とデートしちゃうぞ対決、
千秋とシュトレーゼマンの指揮科への転科を巡る攻防と言った
大きく分けて3つのエピソードを同じ時間軸で同時に進行させていますが、
複数のエピソードを上手く結びつけてわかりやすく整理しており、
一つの話として綺麗にまとめ上げています。

原作の大筋の流れを変えずにエピソードの流れやキャラクターの立場を
微妙にアレンジすることでよりテンポ良く話を進行させている点が見事です。

特にのだめのお色気メイキャップ作戦は真澄ちゃんを加えたことで
各キャラクターの個性が際立ち、原作以上に面白いものになっていました。

また、今回は原作のギャグの再現はもちろんのこと、
一連の真澄ちゃんのアフロネタなど、キャラを活かした
ドラマオリジナルのギャグが冴えていたのが良かったです。

今回、一番笑ったのは峰に餌付けされているのだめを見て
千秋がキレるシーン

ドラマオリジナルの行動だけど、確かに千秋っぽくて秀逸。w
のだめのために買ったアジを投げるって、オイオイ。
一見クールながら、のだめに餌付けしてしっかり情が移っている
千秋の可愛らしさが良く表れていました。

序盤の指揮科への転科をくいとめようと突進するのだめを見事な
身のこなしでかわす千秋や、失恋のショックのあまり球体のオブジェの上に
うつぶせでグッタリしているのだめなども笑えました。

第2話で唯一残念だったのは、踊るティンパニー奏者真澄ちゃんの
はじけっぷりが期待していていたよりも大人しかったところでしょうか。
原作のクル、クル、ドーン!
の部分をもっと派手な演出で見せてほしかったなあ……。

さて、今のところおふざけばかりのシュトレーゼマンですが
原作通りに行くと次回はいよいよ実力を披露するはず。
竹中直人が天才指揮者をどのように演じるのかが楽しみです。

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■コミック
マングースでギャボ!「のだめカンタービレ」15巻
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2006年10月23日 (月)

バツグンの安心感
『Dr.コトー診療所2006』第1話・第2話

先日、録画していた『Dr.コトー診療所2006』
第1話と第2話を見ました。

吉岡秀隆、柴咲コウ、筧利夫、小林薫、時任三郎など
元々、実力派揃いのキャスティングが魅力の一つではありましたが、
『2006』では今もっとも注目度の高い若手女優の蒼井優が参加。
現在の日本映画の好調を支える俳優陣が顔を揃えています。

『のだめカンタービレ』や『セーラー服と機関銃』もキャスティングは
豪華ですが、幅広い年齢層に訴求する強力さでは本作が一番かと。

加えて本作は「人気漫画原作」「医療もの」「続編」と
視聴者を獲得しやすい要素が満載。
23.2%という歴代No.1の初回視聴率で発進したのは納得です。

さて、ドラマ本編ですが、手術中の緊迫感や
人間の感情の機微を描く演出が実に上手い
ですね。

吉岡秀隆と柴咲コウの病気治療に関するやりとりや
富岡涼と時任三郎の親子の進学の件は
特に感情の微妙な揺れが表現されていて良いです。

蒼井優演じるドジ看護婦が島での経験を通していかに成長していくか
という点も最終的な予想はつくけれど、見守りたくなります。

教科書通りと言えば教科書通りの見せ方で、
とりたてて目新しさを感じさせるようなドラマではないのですが、
演出家・脚本家・俳優のそれぞれに確かな実力があって安心感がある上に、
美しい自然に囲まれた舞台の癒し効果という強力な武器もあって、
毎回続けて見たいと思わせる魅力があります。

ところで、このドラマは島の雰囲気に騙されて一見ゆったりしてるように
見えますが一話から二話の間に一気に作中時間で二ヶ月が経過しているあたり、
意外と展開は早いようです。一話たりとも見逃さないよう気をつけねば……。

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2006年10月22日 (日)

4年ぶりのビデオクリップ集 『UH4』

宇多田ヒカルのビデオクリップ集最新作、
『UH4(UTADA HIKARU SINGLE CLIP COLLECTION VOL.4)』
をメイキング映像を含めて全て見ました。

UTADA HIKARU SINGLE CLIP COLLECTION VOL.4 初回限定版 UTADA HIKARU SINGLE CLIP COLLECTION VOL.4 初回限定版

販売元:東芝EMI
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本作は『COLORS』、『誰かの願いが叶うころ』、『Be My Last』、
『Passion』、『Keep Tryin'』の5曲のPVを収録

いずれも名曲揃いのラインナップですね。

中世ヨーロッパの佇まいを今に残すプラハを舞台に重厚なドラマが展開する
『Be My Last』や、アニメーションと実写が織り交ざり雄大な世界観を表現する
『Passion』など、強烈な輝きを放つPVばかりです。

最新アルバム『ULTRA BLUE』も良い出来でしたが本作もかなりの完成度で、
夫でもある紀里谷和明氏ら気鋭の映像クリエイターの手によって
宇多田ヒカルが音と言葉で作り出す世界が見事に映像化
されています。

ほとんどのPVが現代的かつ欧米的な洗練された映像でありながら、
どこか日本的な伝統の美やレトロさを感じさせる空気を漂わせている点に
宇多田ヒカルらしさがよく表れていると感じました。

さて、どのPVもお気に入りですが、特に気に入ったのが『Keep Tryin'』
とびっきり華やかで明るく楽しい雰囲気が凄く良かったです。
ダンボールでセットを作ったり、過去のPVに出てきた衣装を登場させたりといった
遊び心が面白いですね。
メイキング映像でスタッフがとても楽しそうに作業をしていたのも印象的。
遊び心溢れる現場はクリエイター魂に火をつけるのでしょうね。
スタッフ全員本当に良い仕事をしているのが伝わってくるPVです。

初回版には特典でインターネットのみで配信されたライヴ映像がついていたりと、
本作もかなり内容の充実したビデオクリップ集であると思います。

余談:『キングダムハーツ2』をプレイした私としては『Passion』の
    ダンサーがノーバディにしか見えませんでした。
    一瞬、宇多田がキーブレードでなぎ倒すのかと思った。w

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↓『Passion』がメインテーマのゲームと言えば・・・・・・

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2006年10月21日 (土)

寺島アニキ大活躍! 『逃亡者 木島丈一郎』

昨日録画しておいた『逃亡者 木島丈一郎』を観ました。

本作は『踊る大捜査線』シリーズのスピンオフ企画である
『交渉人 真下正義』で初登場した寺島進演じる木島刑事を
主人公にしたいわばスピンオフのスピンオフ的作品。

前回放送時に見逃してしまっていたので、今回の再放映は楽しみでした。

さて、『逃亡者~』はひょんなことから本来身内であるはずの
警察から追われる身になった木島が殺人を目撃した少年と共に
逃避行を繰り広げるというお話なのですが、
実際、見てみたら逃亡者もの特有の緊迫感は一切無し

事件の真犯人がかなり早い段階でわかる上に、
真下などのしっかりしたバックアップもついており、
中盤以降は真相判明が時間の問題という状態なので
非常に安心して見ていられます。

心臓の弱い人には親切な作りですが、サスペンスとして
面白いかと言われると別に面白くはない
です。

ジャン・グリシャムの『依頼人』みたいなものを期待すると
かなりがっかりするのでしょうね。

ただ、べらんめえ口調で一見粗野ながら実は心優しい木島刑事は
寺島進という俳優の魅力が際立つとても良いキャラクター

少年との触れ合いシーンで見せる寺島進の表情の一つ一つが
渋く、そして可愛らしくて魅力的です。

彼の代名詞とも言えるセリフ「バカヤロォ」も連発だったりと
ほとんど寺島進のPVみたいなドラマなので寺島アニキの
ファンならかなり楽しめる
かと思います。

ストーリー自体にツッコミつつも、私も寺島進フリークなので
実は充分楽しんで見れました。w

爆弾処理犯の班長などの脇キャラがかなりいい味出してたり、
エンディングで綺麗に『交渉人~』に繋がっていたりする点も
良かったので、割に好きな作品ではあります。

『交渉人~』は一度見たことがあるので、10/14の放映はスルーしましたが
『逃亡者~』を見て再度見直したくなりました。

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   真下「ちょっと、ちょっと、もう、柄悪いなぁ、木島さんは。
       あ、すみませんねー、みなさん、よかったら応援してください!」


↓木島丈一郎、初登場!

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「踊る大捜査線」の良さが感じられない作品 「容疑者 室井慎次」

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2006年10月20日 (金)

迷わずオススメ! 『フラガール』

『フラガール』を観てきました。

フラガール

まず、結論から書かせてもらいますがこの映画は傑作です。
未見の人は今すぐ映画館に観に行ってほしい
それぐらい強くオススメしたい映画です。

本作は石炭から石油にエネルギーの主力が移り変わる昭和40年代、
寂れた炭鉱町を救うため、石炭会社がリゾート施設である
「常盤ハワイアンセンター」を設立し見事成功させた実話が題材。

Photo_1

寂れた町を救うためにフラダンサーに志願した蒼井優ら
地元の娘達が東京から来た松雪泰子扮する先生の厳しい指導の下、
特訓を積み重ねダンサーとして成長していくというのが主軸の物語です。

大筋だけ書くと、かなりベタな話に感じるかと思います。
実際、別れのシーンなどで感動を呼ぶ泣かせの演出は定石通り。

ただ、ベタなシーンを正々堂々キッチリと丁寧な演出と俳優の演技力、
練習を積んだ見事なフラダンスで魅せきっているのが実に見事。

泣かせるシーンにあざとさが一切無く、自然に感動が心にしみてきます

市井の人々の人情や職業人のプライドを誠実に描いている点も素晴らしく、
私は観終わった後とても清々しい気持ちになりました。

Photo_2

そして、なによりもこの映画の一番素晴らしい点は
女性がとてもかっこよく、美しく描かれていることでしょう。

それも、表面上の美しさではなく強さや優しさといった内面の美しさを
とことん表現しているのが凄い。

教え子のために怒りに燃え、男湯に勇ましく乗り込む松雪泰子、
終始、意志の強い眼差しでダンスの特訓に励む蒼井優、
落盤事故にあった父親の安否を気にかけつつプロとして舞台に立つ
決心をするしずちゃんこと山崎静代……。

登場する女性の内面の美しさがきっちり描かれることで、
ラストのフラダンスシーンの美しさに説得力を与えています。

このラストのフラダンスシーンはかなりの大迫力。
映画館の大スクリーンと音響で見ないと確実にもったいないです。

特に蒼井優のソロフラダンスは目をみはる素晴らしさ
「生きる」喜びを全身全霊で表現しているという気迫に満ちています。
彼女はホント凄い女優ですね。

本作は正々堂々バカ正直なぐらいストレート勝負な映画です。
ただ、球速160㌔以上は出てる超豪速球のストレート
ここまでのストレートめったにないと思います。
観て損はしませんよ。

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2006年10月19日 (木)

やっと見れました!
『DEATH NOTE(アニメ版)』第1話

関東から遅れること、2週間……。

ようやく、私の住む関西でもアニメ版『DEATH NOTE』
始まりました。

DEATH NOTE 1 DEATH NOTE 1

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作画に定評のある「マッドハウス」が制作なので、
クオリティーの高さに期待していましたが、
やはり、流石と言える仕上がりでしたね。

『DEATH NOTE』らしい暗く重厚な世界観が
ハイレベルな作画でクールに映像化されていました。

演出も非常にキレがあり素晴らしかったです。

特にライトが次々に悪人に制裁を下していくシーンは
尋常じゃないカッコ良さ

本来、地味になりかねないシーンをあのように
動きのあるシーンとして見せてしまうとは!

もっとも、ずっとあの調子で裁きを続けていると腕つりそうやな……、
と思ってしまいましたが。w
もしくは右腕だけ異様に筋肉がついてしまいそうな気も。

ライト役の宮野真守さんは『キングダム・ハーツ』のリク役など
クールなキャラクターを演じるのはお手のものな方だけあって、
ライトもバッチリはまっていましたね。
私のイメージ通りでした。

リューク役の中村獅童も映画版同様に好演しており、安心感があります。

初回が充分に満足できる完成度の高い内容でしたので、
今後も楽しみにして見続けていこうと思います。

ただ、本編終了後のミニコーナーはなんだかなあ、です。
正直、ちょっとひきました……。w

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DEATH NOTE (1) DEATH NOTE (1)

著者:大場 つぐみ,小畑 健
販売元:集英社
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■コミック
ついに完結!「DEATH NOTE」12巻
真相究明!! 『DEATH NOTE HOW TO READ 13』
■映画
原作ファンも結末は予測不可能!「デスノート前編」
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西尾氏ならではのノベライズ 「DEATH NOTE アナザーノート
ロサンゼルスBB連続殺人事件」

■その他(ニュースなど)
小畑健氏逮捕でどうなる「デスノート」

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2006年10月17日 (火)

TVドラマも開始! 
『のだめカンタービレ(ドラマ版)』第1話

ドラマ版『のだめカンタービレ』第1話を見ました。
昨日のエントリーで書いたように、期待半分不安半分で見ましたが、
初回を見た限りでは合格ラインは余裕で超えているかと。
かなり面白いドラマに仕上がっていると感じました。

まず、のだめ役に上野樹里というキャスティングが大当たり
元々、原作ののだめに顔立ち自体が似ている方ですが、
ニヘラッとした笑い方や、ノッてきた時の口の突き出し方まで
かなり上手く再現していたのは見事です。
まんま、のだめ。
奇声の発し方もなかなか可愛くて良いです。

次に私が一番不安視していた千秋役の玉木宏ですが、
思っていたよりは良かった
ですね。
ちょっと、オレ様度と知的度に物足りなさはありますが、
天然な人々に振り回されるお人よしっぽさは出てました。w
まあ、その内馴染んできそうな気はします。

竹中直人が演じたミルヒーことシュトレーゼマンは
竹中テイスト全開で原作よりも胡散臭さ倍増。
なんか、イメージ違うだろとか言う気がなくなる程に
竹中直人のお家芸が炸裂していて面白すぎるので納得するしかない。w
力技で強引にねじ伏せられた感じです。

真澄ちゃん役の小出恵介は良くやったなあと感心。
正直、始まる前は一番のミスキャストかと思ってましたが、
見事にアフロの愛すべきオカマちゃんを怪演。
可愛すぎる乙女走りに大爆笑でした。

演出面でもスローモーションやCGによるエフェクトを駆使して
漫画のギャグシーンをテイストごと再現しているのがよかったですね。
テンポはドラマの方が若干速くなっている気がしますが、
ギャグの面白さ・切れ味自体は損なわず再現できていると思います。
また、のだめゴミ部屋の再現など舞台美術の面でも細かい仕事ぶりでした。

脚本も原作の大筋を忠実に再現しつつ、1話で主要キャラの顔見せが
出来るように上手くエピソードの流れを再構築おり、よくまとまっています。

全体的に役者も演出も原作の良さを活かす方向で機能しているので、
ほっと一安心、次回以降も見続けようと思わせる初回でした。

ところで、のだめゴミ部屋は新たな生命体が誕生しそうな雰囲気がありますね。
千秋が掃除しなかったら『こち亀』の日暮巡査の部屋みたく、
太古の昔へ時代が逆行していっていたような気すらします。w

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のだめカンタービレ(1) のだめカンタービレ(1)

著者:二ノ宮 知子
販売元:講談社
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↓当ブログ『のだめカンタービレ』関連記事
■コミック
マングースでギャボ!「のだめカンタービレ」15巻
新生マルレの初公演! 『のだめカンタービレ』16巻

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2006年10月16日 (月)

新生マルレの初公演! 『のだめカンタービレ』16巻

今日からTVドラマが始まる人気漫画『のだめカンタービレ』
その最新刊である16巻を読みました。

のだめカンタービレ #16 (16) のだめカンタービレ #16 (16)

著者:二ノ宮 知子
販売元:講談社
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15巻に引き続き今回も限定版を購入しました!!

16巻の付録は「マングースシャーペン」!!

1_1 2_1 5

「ハブ」の存在が芸コマでいい感じです。
まあ、実質600円と価格は少々お高いシャーペンですが。w

さて、今回は千秋がマルレオケの常任指揮者に正式就任し、
初の定期演奏会を迎えるまでの話となっており、
主にマルレオケでの練習シーンがメイン。

リサイタルあり、仮装ありの前巻と比べると若干地味ではありますが、
今回のエピソードはオーケストラ団員のユニークなキャラクターで笑わせつつ、
音楽と向き合う生活の綺麗ごとが通用しない現実もしっかりと描かれており、
ギャグ漫画としても本格音楽漫画としても非常に面白い内容でした。

この巻で一番印象に残ったのはラストの定期演奏会の場面。
演奏者、観客双方の音楽を愛する空気感がよく伝わってきてよかった
千秋やコンマスのトマ・シモンの圧制^^に反発しつつも、
練習を重ね、演奏会で結果を出してくる団員たちは流石プロ。
「もう、ずっと怖いですからー」とか、ちょっと情けないことを考えつつ
しっかりと仕事をする点が清々しいですね。

無駄にセクシーなジャンのポスターや、ノースリーブなバイオリニストの
ファッションの理由、のだめのヤワラちゃんスタイルなど
クスッと笑えるシーンも多くかなり楽しめました

そして、いよいよラストで千秋パパが登場。
かなり問題を抱えた親子っぽい千秋と千秋パパが
次巻でどのような騒動を引き起こすのか今から楽しみです。

楽しみと言えば、今夜開始のドラマ版『のだめカンタービレ』
期待半分、不安半分ですが、初回は必ず見るつもりです。
個人的に千秋役がかなりの不安要素ですがどうなっているのでしょう。
こちらの感想も明日ブログにて報告したいと思います。

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マングースでギャボ!「のだめカンタービレ」15巻

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2006年10月15日 (日)

真相究明!!
『DEATH NOTE HOW TO READ 13』

13日の金曜日に発売された『DEATH NOTE』13巻にして
公式解析本である『DEATH NOTE HOW TO READ 13』を読了。

DEATH NOTE HOW TO READ 13 (13) DEATH NOTE HOW TO READ 13 (13)

著者:大場 つぐみ
販売元:集英社
発売日:2006/10/13
Amazon.co.jpで詳細を確認する

キャラクター及びストーリーの分析企画や読切版の収録などは
ジャンプコミックスのファンブックとしては定番ですが、
大場つぐみ、小畑健両先生のインタビュー記事に
想像以上に多くのページ数を割いていたのは嬉しい誤算。

制作過程の様子や両氏の人柄が伝わってくる内容で、
インタビュー部分だけでもかなり満足しました。

サブタイトルの由来やキャラクターデザインなども
作者本人が丁寧にコメントしている点も好感が持てます。

トリック解説もわかりやすく丁寧に解説されており、
作品の理解を深める副読本として及第点以上の完成度です。

本書の売りの一つである「L」の本名が明かされるという企画。
実際に本書を手にとって確認してほしいので、ここでははっきりと明かしませんが
どうぞ、深読みしてくださいねという感じの名前でした。
「そうきたか」とも思いましたが、あざとすぎる気も。
個人的には、もうちょっと自然な感じの名前を希望していました。

本編ではその後が描かれなかったミサですが、
本書で「ライトの後を追って自殺」が公式設定になっていたのはビックリ。
命日が2月14日というのは彼女らしいですね。
自分の命は究極の捧げ物……。ホラーです。

大場先生の正体に関する例の噂ですが、本書の大場先生版ネームの絵柄や、
対談でのギャグ好き、好きな映画が『かにゴールキーパー』発言は
かなり噂の信憑性を上昇させているように思えました。w

大場、小畑両先生の対談記事及び、小畑先生作者コメントの
「タロットカードであのカードが出てしまいました」。
当たるものですね。占いって。
ホント、「くじけずにこれからもがんばって」ください。
応援しています。

ファンブックではお約束のキャラタイプ診断。
私はメロでした。
渋井丸じゃなかっただけ、よしとするか……。

赤マルジャンプ掲載の四コマは傑作揃いで面白かったですね
特にLの「趣味」にはかなり爆笑。
マニアックすぎだよ、L……。

読切版『DEATH NOTE』はリュークの人間を狂わして遊ぶ愉快犯的な
底意地の悪さが前面に出ていたりとホラー色の強い内容。
デスイレイザーなど読切限定のアイテムもあり、
連載版とは異なる奇想天外なストーリー展開が面白かったですね。
主役の鏡太郎君は13歳にしてかなりの策士で怖い奴。
彼が嘘の証言をするシーンの眼の表現がかなりヤバイ。
あと、京極夏彦もどきが出てきたのには笑ってしまいました。

欲を言えば他作品のファンブックのようにカラーイラストを
もっと多く掲載してほしかったという不満があるのですが、
本書は豊富なインタビュー記事に本編未収録の四コマや読切など、
ファンにとって見逃せないコンテンツを揃え、全体的に充実しています。

『DEATH NOTE』が好きなら買って損のない仕上がりです。

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2006年10月12日 (木)

ジャッキー、大人の魅力炸裂!
『香港国際警察 NEW POLICE STORY』

この前、日曜洋画劇場で『香港国際警察 NEW POLICE STORY』
が放映されていましたね。

実は私、数あるジャッキー・チェン主演映画の中でも
好き度合いでかなり上位にくる一本であります。
ハリウッド進出以降の作品の中では間違いなくダントツTOPで、
「やはりジャッキーは香港が一番!」と思わせる映画です。

香港国際警察 NEW POLICE STORY 香港国際警察 NEW POLICE STORY

販売元:ユニバーサル・ピクチャーズ・ジャパン
発売日:2006/11/30
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『香港国際警察』はジャッキー演じる敏腕警がゲーム感覚で銀行強盗を
繰り返す金持ちのボンボン集団と対決するという筋書き。

と、書くといつものジャッキー映画と変わりが無いようですが
実はこの映画、これまでのジャッキー映画とは一味も二味も異なる作品
に仕上がっていたりします。

まず、犯人グループのやることがとにかく残忍。
ジャッキーの部下たちを冷酷な手口で皆殺しにしていく場面は
見るものにこれまでのジャッキー映画では感じることのなかった
犯人グループへの恐怖と激しい怒りを感じさせます。

そして、部下を全て失ったジャッキーは失意にくれ、酒浸りの生活に。
この落ちぶれた情けない姿というのも、おそらくジャッキー初かと。
この時の仲間を救えなかったことをひたすら悔いる姿が
とても味わいのある「大人の演技」でかなりグッときます。

新たな相棒となるお調子者の青年(ニコラス・ツェー)によって
意欲を取り戻す中盤以降はいつものジャッキー映画らしい
アクションてんこ盛りの展開となるのですが、
前半でじっくりと深みのあるドラマを描いていることによって
アクションもただ映像の派手さのみで楽しませるものではなく、
裏側にジャッキーの強い信念を感じせる効果を上げています。

また、ド派手なアクションシーンの連続で序盤のフラストレーションを解消しつつ、
犯人グループが凶行を重ねる要因として家族の絆の断絶という
現代社会の問題を描いており、単なるアクション映画には終わらせていません。

青年とジャッキーの意外なつながりがわかる話など見るものの感情を
ゆさぶるエピソードをしっかりと入れてくる辺りも非常に巧みで
ドラマ部分の良さが際立つ作りになっています。

年齢を重ねたジャッキーが年相応の大人の魅力を発揮した名作だと思いますので、
私としては最近のジャッキーはちょっとなあという人にもオススメしたいです。

※ただし、残虐描写は吐き気がする程嫌いという人や、
 ジャッキーはコミカルなカンフーアクション以外受け付けないという
 強いこだわりのある人はやめておいた方がいいかもしれません。

余談: ただ、どの辺りが「国際」なのかはサッパリわからなかったなあ。
     ニコラス・ツェーのコートを見て『踊る大捜査線』が国際的なのは
     わかったけど……。w

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2006年10月11日 (水)

名作、再び!!
『ドラマレジェンド 古畑任三郎 vs SMAP』

10月9日に『ドラマレジェンド』第一弾という形で再放送された
『古畑任三郎 vs SMAP』を見ました。

『ドラマレジェンド』とはフジテレビの名作ドラマを
ゴールデンタイムに放送する企画なのだとか。

再放送であっても久々にゴールデンタイムで古畑と会えるのは嬉しいですね

レギュラー版と違って、スペシャルは再放送の頻度が低いですし、
『ドラマレジェンド』大歓迎です。

古畑任三郎 3rd season 1 DVD 古畑任三郎 3rd season 1 DVD

販売元:ポニーキャニオン
発売日:2004/09/15
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さて、ドラマ本編の感想。

まず、1999年1月に放送されただけあってSMAPがとても若い
1999年時点で確固たる地位を築いていたSMAPですが、
それでも今の時点から見ると初々しく感じられたりしました。

次にシナリオの感想ですが、正直言ってミステリーとしては犯人が
勝手に自爆していくだけなので犯人を古畑の頭脳で追い詰める
カタルシスは薄く、物足りない内容ではあります。

しかし、犯行及び古畑との対決を通して、SMAPそれぞれの魅力を
しっかりと引き出している点がさすが三谷シナリオ

彼らの魅力が非常に上手く引き出されたことで、青春ドラマとしての
面白さが感じられるドラマ
になっており、この部分の良さが
ミステリーとしての弱さを補ってあまりある効果をあげていると感じました。

今、思うと三谷氏はこの作品の経験を活かして青春時代劇『新撰組!』を
執筆したのではないかとさえ思います。

また、マネージャー役の戸田恵子さんなど、助演陣も非常に良く
ドラマ部分に深みを与えています。

ともかく、SMAPの魅力を最大限に引き出すとというこの企画において
もっとも重要な課題はクリアされており、
とても面白いドラマとなっていました。

これからもこのような良質の作品を放映してくれるのであれば、
『ドラマレジェンド』はかなり視聴者にとって嬉しい企画に
なるのではないでしょうか。
私としては、ビートたけし主演の『三億円事件』を題材にしたドラマなど、
DVD化されていない作品を紹介してくれれば嬉しいですね。

ところで、今回の再放送に関して不満が一つ。
本放送の時にはあった三谷氏の前説部分が今回はカットされてました。
心理学者の話より、こっちを見たかったんだけどなあ。

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2006年10月10日 (火)

美しく繊細に構築された物語 『コッペリア』

加納朋子氏は北村薫氏に代表される『日常の謎』系の
ミステリー作家であり、『ななつのこ』『てるてるあした』など、
心温まる連作短編小説の名手として知られる小説家です。

その加納氏初の長編小説として発表されたのが本作『コッペリア』

コッペリア コッペリア

著者:加納 朋子
販売元:講談社
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エキセントリックな天才人形師を中心にして、人形に恋する青年と
人形にそっくりの舞台女優が織り成す恋愛ミステリー小説です。

(※以下、『コッペリア』のネタバレともとれる記述があります。
  未読の方はご注意ください。)

1章から2章にかけては昏く妖しい雰囲気が漂う
一見、加納作品としては異色の作風

人間の醜さや愚かさと言った部分も正面きって描いています。

ところが、第3章で大きく物語が反転

根底に流れているのはやはり「人間への温かい眼差し」であることがわかる
第3章は圧巻でした。

この、闇から光へとトーンが移り変わるどんでん返しの描き方が非常に鮮やか

正直、トリック自体は夫である貫井徳郎氏の作品によくあるネタなので、
かなり序盤から見当がついていたものの、トリックが作品全体にもたらす
効果については完全に予想外でした。

夫の作品ではこのトリックによって宿命的に連鎖する罪が象徴的に
描かれているのに対し、妻は人の救いの象徴としてこのトリックを
用いているようにように読み取れました。

同じトリックを使うことで、夫に妻なりの人間観を提示してるようにも見え、
ミステリー小説家夫婦ならではの対話が作品を通して繰り広げられているかの
ようにさえ思えます。

まあ、これはかなりの深読みというか、牽強付会もいいところな見方ですが。w

もちろん、本作は他の加納作品や貫井作品と絡めて解釈せず、
単独で読んでも、ミステリーとしても恋愛小説としても秀逸な作りの
楽しめる小説であることに変わりありません。

緻密かつ大胆な構成が光るとても質の高い作品でした。

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2006年10月 9日 (月)

これぞ王道恋愛映画! 『プライドと偏見』

キーラ・ナイトレイ主演作『プライドと偏見』を見ました。

プライドと偏見 プライドと偏見

販売元:ユニバーサル・ピクチャーズ・ジャパン
発売日:2006/11/30
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時は18世紀末、イギリスの片田舎を舞台にした恋愛映画で、
恋愛小説の名作として名高いジェーン・オースティンの
古典小説『自負と偏見』
が原作です。

古典とは言っても、堅苦しい話ではなく、
第一印象最悪の出会い方をした男女がやがて心を通わせていく
という王道の展開なので、非常にとっつきやすい内容。

キーラ・ナイトレイが今年の流行語でいうところの
「ツンデレ」ヒロインを魅力的に演じていたり、
イギリスの田園風景を非常に美しく撮影していたりと
見所が多くとても楽しめる作品です。

というか、「ツンデレ」は19世紀初頭から綿々と
受け継がれている王道中の王道なんだなと感心。w

また、当時のイギリスの社会風俗や価値観が丁寧に
描かれている
点もとても興味深かったですね。

格調高くありつつも、適度なユーモアを交えて淡々と、
しかし退屈させずに話を運んでいく構成
も巧み。

英国古典小説の名作を品良く上手にまとめ上げたよい映画です。

ところで、本作のキーラ・ナイトレイの役名は
『パイレーツ・オブ・カリビアン』シリーズのヒロインと同じくエリザベス。
勝気な性格も似ています。
私の頭の中でエリザベスといえばキーラという思考回路が
完全に確立してしまいました。

まあ、関西人としてはエリザベス=山田花子っていう
連想も浮かびますけど……w

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2006年10月 8日 (日)

「収集」を「蒐集」、「虫」を「蟲」と書くと途端にホラー
『ムヒョとロージーの魔法律相談事務所』8巻

『ムヒョとロージーの魔法律相談事務所』8巻
を読みました。

ムヒョとロージーの魔法律相談事務所 8 (8) ムヒョとロージーの魔法律相談事務所 8 (8)

著者:西 義之
販売元:集英社
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今回は禁魔法律家トーマスにさらわれたゴリョーを救出しにいく
エピソードを収録。異常な蒐集癖を持つトーマスとの激闘が
全編に渡って描かれています。

使者を駆使した魔法律家同士のバトルの緊迫感や
ゴリョーとエビスの深い絆など、バトルとドラマの両面で
非常に見所が多く、かなり面白いエピソードでした。

トーマスの狂気がコレクションやペイジの回想を通して
上手く表現されている点や、緊迫した展開ながらヨイチのセクハラや、
霊撃手とキリコのやりとりなどのギャグを適度に織り交ぜることで
メリハリの利いた構成になっている点など、
全体的に非常に良い仕事をしていると感じました。

なお、今回私が一番印象に残ったシーンはロージーと霊撃手の連携攻撃。
ロージーの破魔の術の上に乗っかり、ジョジョ第5部のセックス・ピストルズ並みの
勢いでトーマスに突っ込んでいく霊撃手がカッコよく、なんか好きです。

次巻からさらに禁魔法律家集団とのバトルは激化していく模様。
トーマス戦の決着を含めて、非常に続きが気になる巻でした。

ところで、キャラクター人気投票の結果ですけど、
23位「ネウロ」ってオイオイ……。
コラボネタはなしだろ……。w

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↓当ブログ内『ムヒョとロージーの魔法律相談事務所』関連記事
怒涛の新展開!「ムヒョとロージーの魔法律相談事務所」6巻
ロージー成長中! 「ムヒョとロージーの魔法律相談事務所」7巻

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2006年10月 7日 (土)

昨日もコナン、今日もコナン 『名探偵コナン 天国へのカウントダウン』

昨日に引き続き今日も『名探偵コナン』の話題です。

今日は実写ドラマの前に放送されていた劇場作品の
『名探偵コナン 天国へのカウントダウン』を鑑賞しました。

名探偵コナン〜天国へのカウントダウン〜 名探偵コナン〜天国へのカウントダウン〜

販売元:ポリドール
発売日:2001/12/21
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歴代の劇場版コナンからもう一度見たい作品を視聴者に一本
選んでもらいもっとも票を獲得した作品を放映するという企画で
堂々の一位に輝いた
のが、この『天国へのカウントダウン』。

細部までよく練られたシナリオや、迫力のあるアクションシーンなど
非常に見応えがあり、私も劇場版コナンの中では好きな一本なので
この結果には納得。

もっとも、私の中では小五郎が活躍する『14番目の標的(ターゲット)』も
かなり捨てがたい一作ではあるのですが。

さて、今回改めて映画本編を見直したわけですが
事件の真相やクライマックスの流れは覚えていたものの、
蘭に恋の相談をするおませな光彦と歩美のエピソードなど
細部のエピソードでちらほらと忘れていた箇所もありました。

コナンが蘭と電話で会話した後にもらす
「正直にならなきゃいけねーのはオレの方だろ」の
独白とか忘れていた部分が結構ツボにはまたりして、
なんだか新鮮な感覚で楽しめたのは良かったです。

中盤の見せ場である灰原哀が自分の居場所はないと悩むくだりは
何度見ても良い私のお気に入り
のシーン。
クライマックスの展開も含めて少年探偵団という存在の
暖かさが伝わってくるエピソードですね。

ところで、彼女が抱える悩みはもし仮に大人に戻れたときの存在意義という
部分も大きく、その場合少年探偵団によっては救われないわけですよね。
大人に戻った時にに工藤新一としての居場所が約束されているコナンと
組織の裏切り者、宮野志保という存在の哀ではかなり違いがあるわけで。
ならば、『名探偵コナン』全体の結末として、コナンは新一に戻る一方、
哀は一生を志保ではなく哀として生きる道を選択するというのも
ありえるのかなと思ってしまいました。
まあ、大人に戻った後、阿笠博士の本当の嫁になるのもアリと思いましたが。w

黒の組織によって爆破炎上するビルからの脱出が描かれる終盤も
何度見てもハラハラさせられ通し
でした。

黒の組織によって用意周到に仕込まれた二重三重の爆破や
ブルース・ウィリスも真っ青の蘭のアクションなど
映画ならではの緊張感溢れるシーンをテンポ良くたたみかける
演出が見事
ですね。

まあ、アクションシーンのインパクトが強すぎて、
殺人事件の真相の方はどうでもよくなってしまった感もありますが。w

あと、実写版コナンと本作を続けて見た感想としては
つくづく伏線の張り方は作品の完成度を左右するなあということ。

実写版コナンでは、真相に導く手掛かりの見せ方になんのヒネリも無いため、
全体的にご都合主義なストーリーに感じられたのですが、
本作ではコナンたちをクライマックスの状況に誘導していく
伏線が非常に巧妙に張られており、実際は脚本家の都合で起こす
アクシデントを作為的に感じさせない作りになっています。

子供だましではないしっかりとした作り手の技が光る本作は
大人も子供も楽しめる『名探偵コナン』の精神を象徴した作品だと
言えるかと思います。

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↓昨日の『名探偵コナン』!!
ツッコミどころ満載!! 『名探偵コナン 工藤新一への挑戦状
~さよならまでの序章(プレリュード)~』

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2006年10月 6日 (金)

ツッコミどころ満載!! 『名探偵コナン 工藤新一への挑戦状~さよならまでの序章(プレリュード)~』

先ほど、この前録画していた実写版「名探偵コナン」を見ました。
正式タイトルは
『工藤新一への挑戦状~さよならまでの序章(プレリュード)~』

工藤新一が子供(江戸川コナン)になってしまう直前の事件と言う設定で、
工藤新一の元に「修学旅行中に生徒を誘拐するので阻止してみろ」という
挑戦状が届くと言うストーリー。

予想はしていましたが、ツッコミどころ満載の内容でした。

最初から推理モノとしての出来は期待してはいなかったのですが、
推理部分があまりにもお粗末な作り。

あまりにもベタすぎる消失トリックや犯人の失言など、
わかりやすすぎる使い古されたネタばかりで、
犯人を隠すつもりはあるのかと……。

初歩的なトリックや失言に気づかない新一にイライラしました。
アニメだったらこんな事件30分で解決でしょうに。

てか、脅迫状受け取ってから彼がしていたことと言えば、
ただ、カッコつけて現場に立っていただけ。
蘭を守ると小五郎に約束しつつ、警護は警察に任せきり。
蘭がさらわれた後は無関係な人につっかかる醜態も……。

もうね、お前はほんとに名探偵かと……

犯人も犯人で、計画が杜撰すぎ……。
園子が船酔いしなかったら計画どうするつもりだったのか、
蘭がその場で新一に相談してたらどうするつもりだったのか。
ベタな失言の連発で自爆しまくる展開も安っぽさ倍増でした。

原作コミック及びアニメ版もトリック自体に面白みはあまりないけれど、
ドラマ版よりはまだかなりマシな部類だと思います。

ただ、サッカーボールで危機回避といった演出など、
原作の雰囲気をできるだけ再現しようという努力が
伝わってきた点は良かった
かと。

原作のノリ自体はしっかりと押さえていたと思います。

新一役の小栗旬や園子役の岩佐真悠子は原作のイメージから
あまり掛け離れていないキャスティングで好印象。

小五郎役の陣内孝則は、もう、そのまんまでビックリ!
小五郎がそっくりそのまま実体化したようで、感動すら覚えました。
ドラマ本編はアレな出来ですが、陣内小五郎を見れたのは良かった。
オーバーアクトが見事に功を奏しています。

一方、オーバーアクトがひたすら空回りしていたのが、目暮警部役の西村雅彦。
原作無関係の芝居でオーバーアクトされても寒いだけです。
原作と異なる体型の俳優をキャスティングしておいて、
詰め物入れて小太りに見せようとする中途半端さ加減も
かなり意味不明でした。

蘭役の黒川智花も蘭にしてはおとなしすぎる印象というか、
「明るさ」が感じられず、私としては物足りませんでした。
確かに可愛くて魅力のある人ではありますが、
蘭の魅力と一致する部分は少なかったように思います。

あと、蘭と言えば冒頭では原作さながらの破壊力を見せつけつつ、
終盤では蹴りの威力が常人並みになっていたのもどうかと思いました。
冒頭はつかみのギャグとはいえ、脚本家がその場の都合によって
ころころ設定変えてますという、いい加減さを感じてしまいました。

まあ、いろいろとツッコミいれてますが、
決してこのドラマ、面白くないわけではありませんでした。

むしろ最初からツッコミいれつつ見るつもりだったので、
いれたツッコミの数だけ笑えて個人的にはとても満足です。

ところで、新一と蘭よりも新一と小五郎の方がなんだか
信頼しあっているように見えたのは私だけでしょうか?w
娘を嫁にやる覚悟はできているんだから、しっかりしろ坊主
という雰囲気すら感じさせる小五郎がとても微笑ましかったです。

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↓明日も『名探偵コナン』!!
昨日もコナン、今日もコナン 『名探偵コナン 天国へのカウントダウン』

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2006年10月 5日 (木)

限定解除!! 『ブリーチ』24巻

『ブリーチ』24巻を読みました。

BLEACH 24 (24) BLEACH 24 (24)

著者:久保 帯人
販売元:集英社
発売日:2006/10/04
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24巻では前巻から開始の死神現世派遣組み対破面(アランカル編)戦の
決着が描かれていますが、前哨戦といった感じのバトルのせいか、
3戦同時決着や途中で水入りなどバトルの決着はかなりあっさり目。

一角と剣八のエピソードや死神の切り札「限定解除」の発動シーンなど
見せ場はあるものの、全体的にはやや盛り上がりに欠ける印象でした。

今回のバトルはグリムジョーや東仙要ら敵側キャラの実力を
読者に印象付けることが主目的だったように思われますが、
21巻からそういう目的のバトルばかり続いているので、
さすがに中だるみしてきていたかなと。

もっとも、「破面(アランカル)編」の導入部は今回で終わり、
次巻からようやく各キャラクターの修行編に入る様子なので、
中だるみは解消されていくようではあります。

主役である一護がいつまでも不調状態だとストーリーに勢いがなくなるので、
とっとと修行して復活してほしいものですね。

次巻以降の展開に期待といったところでしょうか。

ところで、最近登場頻度高めの乱菊さんですが、この巻では作者コメントや
余白漫画にも登場でもはや裏ヒロイン状態。w
今後、どれだけ出番を増やすのか興味深いですね。

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2006年10月 4日 (水)

Yの悲劇、そして事件はZへ…… 『アンフェア the special コード・ブレーキング~暗号解読』

アクセス解析を見てみたら、昨日の11時を境にして
当ブログへの来訪者数が急激に増加しており、ビックリしました。

どうやら『アンフェア the special コード・ブレーキング~暗号解読』
見終わった人が『アンフェア』で検索して当ブログに来てくれたようです。

今さらながら『アンフェア』というドラマの人気の高さを実感。

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販売元:ポニーキャニオン
発売日:2006/06/07
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もちろん私も『アンフェア the special』はばっちり鑑賞しました。

ハマリ役ばかりの神がかり的なキャスティングは健在で、
寺島進演じる山路の中年の哀愁と男気全開のカッコよさや、
加藤雅也演じる三上のコメディーリリーフっぷりなど、
各キャラクターの良さがしっかり出ており、大満足でした。

もちろん、雪平夏見役の篠原涼子の美しさとカッコよさも非常に魅力的。

新キャラクターである公安の斉木刑事を演じる江口も
なかなか渋い味わいで気に入りました。

瑛太演じる安藤は回想でしか出てこないのかなと思っていたら
かなりの力技で登場させていましたね。
彼の登場シーンは強引さに笑いつつ、雪平の思いの深さにジーンときました。

ストーリー自体は公安関係の話になったためか、
話が大きくなりすぎて連続ドラマ版よりも
リアリティー無視の方向に行ってしまった感もあり……。

連続ドラマ版にも言えることですが「もっと早く気づくだろ」と
思ってしまうツッコミどころも多かったりします。

もっとも、ストーリーの甘い部分を強引にねじふせる程に演出力が高く、
けれん味の利いた部分が魅力になっているのも事実で、
全体的にはドラマ内の世界に視聴者をグイッと引き込まれ、
2時間と少しの間、ドラマに没頭してしまいました。

さて、劇場版の制作が決定と言うことで、案の定本作の結末は
劇場版へと引っ張る作りになっておりました。

雪平の父親殺害事件の真相とは?
本作で明らかになった陰謀の展開は?

と気になる点が盛りだくさん。

正直、やらしい作りやなー、作り手が一番アンフェアやなー
と思わなくもないですが、やはり、劇場版も見たくなるというか、
「見なくてはいけない」
という義務感まで抱いてしまう展開ではあります。

TV局の戦略にまんまと乗せられてしまっているという自覚はありますが
ますます、『アンフェア・ザ・ムービー』が楽しみになりました。

ところで、『アンフェア』って、安本役の志賀廣太郎や
蓮見役の濱田マリなど、いい声の役者さんが多いですね。
BGMの使い方も上手く、耳で聴いてて気持ちよいドラマだと思います。

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「アンフェア」映画化決定!

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2006年10月 3日 (火)

私の中のよからぬものが…… 『邪魅の雫』

京極夏彦の人気シリーズ久々の最新作『邪魅の雫』を読み終わりました。

邪魅の雫 邪魅の雫

著者:京極 夏彦
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本作も見た目も内容もどちらの意味でも厚みのある内容で
期待通り面白く、800頁以上の大長編ながら一気読みしてしまいました。

ストーリーをおおまかに解説すると以下のような感じになります。

江戸川、大磯、平塚と続発する不可解な毒殺事件が続発。
凶器は青酸カリのようだが、「凶器の線ではたどるな」という
上層部の圧力や公安の暗躍もあり……。
一方、榎木津の縁談が次々に破談になるという事件も発生。
しかも縁談相手は殺害されたり、行方不明になっているようで……。

毒殺事件を青木や『鉄鼠の檻』に登場の山下警部補が、
榎木津の事件を彼の下僕、益田と関口が追っていく。

事件が混迷する中、益田は軽薄を装った仮面の裏に隠した苦悩を滲ませ、
青木は警官としての意地を見せ、筋を通す。

というわけで、今回は益田と青木が大活躍

はっきり言って今回この二人はかなりカッコよかったです。
特に、青木は公安の郷嶋相手に一歩も引かない態度で応じたりと
彼の株が急上昇する場面が多いこと、多いこと。
確実にファンが増えそうです。

山下警部補も『鉄鼠』の時とは人が変り、かなりいい味が出ていたので、
私的に株が上昇。

今回は警察関係の再登場キャラクターが非常に多く、
警視庁と所轄の軋轢など警察小説のような場面もあったため、
警察が一番活き活きと描かれていたように思えました。

とは言っても、最後に美味しいところを持っていくのは、
やはり京極堂と榎木津
ですが。w
榎木津なんかシリーズ中一番出番が少ない事件であるにも関わらず、
もっとも重要なキーパーソンというかなり特殊な立場。
最後は本作を「恋愛小説」(間接的ネタバレゆえ、読了済みの方のみ反転)
として着地させる離れ技まで演じてしまっています。

いつもとは多少毛色が違う感じですが、これはこれで面白かったです。

ただし、京極堂のうんちくは今回かなり控え目な上、
話題も「文芸評論」論など、笠井潔や大塚英志な分野の話が中心。

妖怪や宗教関連のうんちくはほとんどなく、
テーマ妖怪である「邪魅」の解説もありません
でした。
この方面の話を楽しみにしていた人は物足りなく感じそうですね。

ところで、憑物落としの場面で、なぜか私の脳内では

ジョジョビジョバージョビジョバー

と某CM曲が流れてました。

よからぬものが流れ落とされていく。
そんなイメージ、なんですかね。w

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↓益田、山下初登場 『鉄鼠の檻』

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著者:京極 夏彦
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