バツグンの安心感
『Dr.コトー診療所2006』第1話・第2話
先日、録画していた『Dr.コトー診療所2006』の
第1話と第2話を見ました。
吉岡秀隆、柴咲コウ、筧利夫、小林薫、時任三郎など
元々、実力派揃いのキャスティングが魅力の一つではありましたが、
『2006』では今もっとも注目度の高い若手女優の蒼井優が参加。
現在の日本映画の好調を支える俳優陣が顔を揃えています。
『のだめカンタービレ』や『セーラー服と機関銃』もキャスティングは
豪華ですが、幅広い年齢層に訴求する強力さでは本作が一番かと。
加えて本作は「人気漫画原作」「医療もの」「続編」と
視聴者を獲得しやすい要素が満載。
23.2%という歴代No.1の初回視聴率で発進したのは納得です。
さて、ドラマ本編ですが、手術中の緊迫感や
人間の感情の機微を描く演出が実に上手いですね。
吉岡秀隆と柴咲コウの病気治療に関するやりとりや
富岡涼と時任三郎の親子の進学の件は
特に感情の微妙な揺れが表現されていて良いです。
蒼井優演じるドジ看護婦が島での経験を通していかに成長していくか
という点も最終的な予想はつくけれど、見守りたくなります。
教科書通りと言えば教科書通りの見せ方で、
とりたてて目新しさを感じさせるようなドラマではないのですが、
演出家・脚本家・俳優のそれぞれに確かな実力があって安心感がある上に、
美しい自然に囲まれた舞台の癒し効果という強力な武器もあって、
毎回続けて見たいと思わせる魅力があります。
ところで、このドラマは島の雰囲気に騙されて一見ゆったりしてるように
見えますが一話から二話の間に一気に作中時間で二ヶ月が経過しているあたり、
意外と展開は早いようです。一話たりとも見逃さないよう気をつけねば……。
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