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2006年9月13日 (水)

悪くはないけど…… 「キングダム・オブ・ヘブン」

リドリー・スコット監督、オーランド・ブルーム主演の
「キングダム・オブ・ヘブン」を鑑賞。

キングダム・オブ・ヘブン (2枚組 プレミアム) キングダム・オブ・ヘブン (2枚組 プレミアム)

販売元:20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン
発売日:2006/04/28
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「十字軍」という1000年ぐらい前の史実を通して、9・11テロ以降の
世界情勢を中世の世界に投影し、反戦を訴えている点は良いのですが、
率直に言って、一度見ただけでは展開が唐突すぎてストーリーに
ついていけず登場人物に感情移入することもできませんでした

冒頭からいきなり主人公の前に父親と名乗る騎士が現れたかと思うと、
すぐに父を尊敬し、その後父の理想を受け継いで主人公も騎士になる
というかなり駆け足な展開。

なんでも、元々4時間近い内容を編集で2時間弱の尺にしたのだとか。
そのため、ドラマかなんかの総集編を見ているかのような感覚に……
本当はもっと親子の葛藤のドラマとかがあったのかなと思うと、
かなりもったいなく感じます。

また、「十字軍」は日本人にはあまり馴染みが薄い題材ですが、
時代背景に関して説明する描写はほとんどありません

高校の世界史で教わる程度の知識で、本作で主人公が置かれた状況や、
この時代特有の倫理観を理解するのはかなり難しい
かと。
この点は別に制作者が悪いわけではありませんが、
日本での興行成績が芳しいものではなかった理由は納得できました。

予告編やTVCMではロマンス要素など娯楽性を強調していましたが、
リドリー・スコット監督の代表作の一つである
「グラディエーター」のような面白さを期待して見た人は
期待外れと感じてしまうのでは?

ただ、イェルサレムの仮面の国王を演じるエドワード・ノートンなど、
俳優陣は素晴らしい演技を披露しており、戦闘シーンの迫力も
中々のもの
で、決して見所のない作品というわけではありません。

「十字軍」の欺瞞が様々な視点からしっかりと描かれている点も
好感
が持てます。

そのため、「十字軍」の時代背景、この時代の価値観を予習した上で
再度見直せば、一度目では気づかなかった良さが見えてくるようにも
思えました

まあ、そこまでして見直そうという気力を奮い起こすのは
かなり大変なんですけど……。

ところで、本作のオーランド・ブルームは鍛冶屋から騎士に
転職する青年という役。
大作映画のオーリーは鍛冶屋か弓の達人のどちらかしかないのか!
って、ツッコミたっくなりました。w

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受信: 2006年10月13日 (金) 01時35分

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受信: 2007年1月 3日 (水) 19時27分

» キングダム・オブ・ヘブン (2枚組 プレミアム) [1-kakaku.com]
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受信: 2007年2月21日 (水) 14時15分

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