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2006年8月30日 (水)

「新訳」三部作完結! 「機動戦士ZガンダムⅢ -星の鼓動は愛-」

「機動戦士ZガンダムⅢ -星の鼓動は愛-」を見ました。

機動戦士ZガンダムIII -星の鼓動は愛- 機動戦士ZガンダムIII -星の鼓動は愛-

販売元:バンダイビジュアル
発売日:2006/08/25
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テレビアニメ版に新作カットを加え再構成した
劇場版「機動戦士Zガンダム」三部作の完結編です。

ガンダムファンの間でも賛否両論な劇場版ですが、
私はどちらかというと前作・前々作で満足できなかった方です。

本作も満足いく内容ではありませんでした。

まず、前作・前々作同様にメリハリがなく単調なストーリー
激しいメカバトルを繰り広げながら、同時に思想的な
議論を展開させるのがガンダムの醍醐味だとは思いますが、
この三部作は終始そればかりで、見ていて飽きました。

「ファーストガンダム」劇場版三部作の方が1本あたりの尺は
長いのですが、「Zガンダム」三部作の方が体感時間では
遥かに長く感じてしまいました。

長大な物語を短い尺に収めようとするあまりに、
緩急の「緩」の部分を過剰に削りすぎてしまったかと……。

また、大幅なシーンの省略のせいか、各キャラクターや勢力の
関係が把握しにくいため、ゲームの「スパロボ」シリーズなどを
通して「Zガンダム」に興味を持った人が入門編として見るには
不向きな内容
です。

名場面の再現を期待して見るファンも、名エピソードや名セリフの
多くが大胆にカット及び変更されているので不満
かと。

重要エピソードを省いたために整合性のとれていない
シーンがあるなど、作業も中途半端に感じました。

一番の注目点であるテレビ版と異なるラストも、
既に「ガンダム」の別作品でやってるようなオチなので
特に感動するようなことはありませんでした

戦争を題材にしたアニメの決着の付け方としては
テレビ版の方が説得力があるし、戦争を描くことに対する
責任感が感じられて良かったかと思うのですが。

Gacktが歌うエンディング曲も三部作の最後を飾るには
あっていなかったように思います。

富野監督は雑誌インタビューなどでラストを作り変えた理由を
語られており、その理由は納得いくものではあるのですが、
映画を見ただけではラストを作り変える必然性は
伝わってきませんでした

映画本編のみでラストの変更を納得させる程の演出を
期待していたものの非常に残念です。




ただ一点、故鈴置洋孝氏演じるブライト艦長のセリフで
締めくくられた点は感慨深かった……

私は鈴置洋孝氏が肺癌で亡くなられたと聞いた時は
かなりショックを受けました。

ブライト艦長や斉藤一(「るろうに剣心」)など
氏の演じるキャラクターが好きだっただけに……。

鈴置洋孝氏のご冥福をお祈りします。

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