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2006年5月28日 (日)

サスペンス映画として傑作「ダ・ヴィンチ コード」

2006年度最大の話題作、
「ダ・ヴィンチ コード」を見てきました。

私は原作を読まずに映画を見たのですが、
ストーリーがわかりにくいと感じることなく
楽しむことができました。

原作のあらすじや映画の宣伝からは
「宗教学者である主人公が西洋史に秘められた謎を
ダ・ヴィンチの絵画に隠されたたメッセージなどを
元にして解明していく」という
筋書きが強調されていましたが、
実際に映画を見ると、作り手たちは
「殺人の容疑を着せられた主人公が警察や真犯人の
追跡をかわしつつ、真相を解明していく」という部分を
むしろ重視して映画を構成
したように思えました。

様々な窮地をどのように打破するのか?
真の黒幕は誰なのか?

といった緊張感溢れるサスペンスシーンを畳み掛けることで、
西洋史に興味のない観客にも映画ならではの
「動」の面白さを感じさせる
仕上がりとなっています。

確かに原作本来の魅力と思われる
暗号の謎を解明する過程や西洋史のうんちくに
詳しくなれるといった面白さが
映画では薄れている
かも知れません。

「静」の場面となる暗号の解読や
うんちくを語る場面を今以上に長くすれば
映画として退屈になることは予想できるため、
この部分の省略は適切
であったとは思いますが。

また、被害者自身が見立て殺人と
間違われそうな程に大掛かりな
ダイイング・メッセージを残す点や
クリプテックスの暗号が単純な連想で
解けてしまう解答である点は、
ミステリーとして物足りなく残念に感じました。

日本人にとっては、イエスの秘密や真犯人の動機が
殺人事件の原因になるほど重要とは思えるものではなく
共感しにくいことも評価が分かれる
点と思います。

カンヌでの賛否両論や宗教団体による批判など、
様々な点で話題の作品ですが、
豪華キャストの演技は流石と言える巧みさであり、
名匠ロン・ハワードの演出も冴えています。
娯楽作品としては間違いなく一級品の完成度なので、
一見の価値は充分にありますよ。

↓次は原作小説を読んでみようと思っています。

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コメント

こんばんは!
TB&コメント、ありがとうございました!
豪華名優陣の競演で、見応えがありましたね。
私は特にポール・ベタニー扮するシラスが気に入りました。
いろいろ物議を醸して出していますが、
よく出来たフィクションだと思います。
ではまた、お邪魔させていただきます!

投稿: 伽羅 | 2006年5月28日 (日) 21時44分

こちらこそ、TB&コメント、
ありがとうございました。

ポール・ベタニーは
「ビューティフル・マインド」でも
ラッセル・クロウのルームメイト役で
良い演技をしていましたね。

どうやら、次回作では
ジェニファー・コネリーとの
夫婦競演となるようですが、
そちらも楽しみですね。

投稿: トミー | 2006年5月28日 (日) 22時01分

さるおです。

> 「モナ・リザ」=「マグダラのマリア」という新説

あ、これは原作未読だと考えそう。なんでさるお思いつかなかったんだろう。なんか、未読な上に無防備で劇場に行ってしまいました。
でもぜんぜんフツーにおもしろかったっすね!

投稿: さるお | 2006年5月30日 (火) 00時01分

さるおさん、
コメント&TBありがとうございます。

公開直前にカンヌで不評などの
情報が流れましたが、
そんなことはなく、
普通に面白かったですね。

やっぱり、不評などの情報に流されず
自分の目で見て確認することが大事と
思いましたよ。w

投稿: トミー | 2006年5月30日 (火) 00時43分

こんばんわ。
TB&コメントありがとうございました。
キリスト教に関する大胆な謎は面白かったです!
今、原作を読んでますがこれまた面白いです。
暗号に関するところが、先はわかってるのにドキドキとw

投稿: PINOKIO | 2006年5月30日 (火) 00時55分

PINOKIOさん、
ことらこそTB&コメントありがとうございます。

私も今日、仕事の帰りに原作本を買ってきました。
今、上巻を読んでいるところですが、
文章が簡潔で読みやすいですね。

小説を読んで映画ではツッコミを入れた
ダイインングメッセージの部分も
納得できました。

今週は寝不足になりそうです。w

投稿: トミー | 2006年5月30日 (火) 01時15分

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